相変わらずモンタージュというか紙芝居のような独特の映像作りが楽しい作品です。そのちょっとはずしたオシャレな演出に、あざといほど可愛い女性キャラを乗せてくるフォーマットも2ndシーズンではかなり洗練されてきていて、違和感なく楽しめました。
特に「しのぶタイム」の絵巻をモチーフにした横スクロールのイラストが素敵すぎました。ちょっとミュシャ風味もあり。
「ひたぎエンド」がハイライトですが、戦場ヶ原と貝木の軽妙な会話劇は永遠に見ていられるほど心地よかったです。オープニングも80年代風のイラストにして遊んでいて最高でした。ラストの千石撫子の説得のオチも意外性があって笑ってしまいました。貝木が予想外なことに、至極当たり前のことを言ってくれるかっこいい大人になっていて惚れました。去っていく姿もメリーポピンズのように切ない。傑作回でした。
