赤毛のアンの4の情報・感想・評価

エピソード04
アン・生立ちを語る
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あらすじ
スペンサー家へ向かうアンとマリラ。アンは止めども無い話を続けるが、自分の生立ちについては、話したくない様子だった。しかし、ポツリポツリと自分の過去の話を始めた。それは家族の愛とは無縁のとても孤独な過去だった・・・。
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あいのべる

あいのべる

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鑑賞日2025/06/24 1~4話までの感想 79年の民放アニメとは思えないほどに良質で親しみやすい。 はじめ、アンのあまりにメルヘンな個性に触れがたさを感じてしまったものの、その反面現実のことも理解しようと努めていることが伝わってきて、何よりそのバランスの不安定さが子供らしいといえばそうなのだろうと思うようになった。 おじさんおばさんの個性もとても好き。アンとは真逆の性格を持っているからこそ互いにとって刺激的で、見る側からしてもその先の関係性にまで目を見張りたくなってしまう。
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八咫烏

八咫烏

マシュー、、、泣けるよ
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しげる

しげる

重い、重いなぁ。 アンを返す道中で生い立ちを語らせる演出が見事だなぁ。 原作通りか知らないけど。 これは空想に逃げたくもなりますわな。
蒼空

蒼空

馬車でマリラとアンが会話するだけ。 アンの身の上話。 語りたくないと言ってたアンのこと。 辛い。 絵も、暗い色調 マリラの表情
ペイジ

ペイジ

スペンサー宅に向かうところで始まり、スペンサー宅まで辿り着かない。5マイルしかないのに! マリラの表情がいい。マリラは非常に理知的な人だから、普通に考えたらアンに身の上を話させない。だって孤児の身の上話なんて聞いてもマリラにとってなんもいいことない。悪い気になるじゃん。本来マリラは罪悪感を抱く必要はないのに。静かにしろと言えばアンはそうする子なのだからそうするのが良かったはず。 引き取る理由を探してたんじゃないかな
ドラえもん

ドラえもん

双子x3年は詰む アンちゃんつおい
でもふたりとも、あたしに良くしてくれるつもりがあったことは確かよ
真田ピロシキ

真田ピロシキ

アンの生い立ち語りに丸々一話使う相変わらずのスローテンポ。それが良い。視聴者はアンの言葉を聞いて物思いに耽るマリラと同じ時間を共有できる。「よくしてくれるつもりはあったのだと思うわ」一体アンはこの言葉にどういう感情を重ねていたのか。相手への配慮?それとも辛い思い出をせめて好解釈したかった?どちらにしてもトーマスさんもハモンドさんも働き手としてアンを受け入れた。カスバート兄妹も当初はそのつもりだったのだが、やがて無償の愛をアンに与える。文春文庫版ではアンが受けた待遇にネグレクトとルビを振られていて、孤児院の背景からも伺えるように貧弱な福祉が現代的な物語としてなお刺さる。児童向けでラベリングされてしまうのはもったいない。
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ゆず塩

ゆず塩

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【4話:マリラがアンをスペンサーさんの家に連れて行く。その道中、マリラはアンに空想ではなく生い立ちを話させる。アンは、休み休み自分の生い立ちを話すが、それは苦労絶えない生活であった】 タイトルは、『アン・生立ちを語る』。タイトルがその話のほぼ全ての内容と理解した! アンの生い立ち、生まれて数ヶ月で母と父を亡くし、お手伝いで来ていたオバさんに引き取られる。 そのオバさんも、旦那さんが亡くなってアンを手放す。 又別のオバさんにベビーシッターとして引き取られるも、そこの旦那さんもまた亡くなって、行き場を失うが何とか孤児院に入った。と言う。 子供の頃からこれは、なかなか。 エグいぐらい暗い過去ではないけど、その話を聞いているマリラの表情を見てると、なかなかしんどく感じる。 マリラの表情、そんなに変わるわけじゃないけど……無表情の中に意味を見出してしまう自分がいる。
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kkkのk太郎

kkkのk太郎

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「アン・生立ちを語る」 アン、渚の道を通りホワイト・サンドにあるスペンサーさんの家へと向かう道中で、自らの生立ちを語る。 「楽しもうと決心すれば、大抵 いつでも楽しくできるものよ」 後年、『赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道』という総集編映画が公開されたが、その時のキャッチコピーがこのセリフだった。 これはポジティブで、いかにも『アン』らしい良いセリフだ。 アンの生立ちは思った以上に悲惨で壮絶。 アンはノヴァスコシア州のボリンブロークというところの出身で、この3月で11歳になった。 ノヴァスコシアは実在する州で、プリンス・エドワード島の東側に位置する半島。 ボリンブロークは架空の地名のようだ。 両親の名前はウォルターとバーサ。両方ともボリンブローク高校の先生だったが、アンが生まれて3ヶ月でバーサは熱病で他界。その4日後にウォルターも同じ熱病でこの世を去る。 その後、シャーリー家のお手伝いをしていたトマスさんや、子沢山のハモンドさんの家を転々として、最終的にホープタウンの孤児院にたどり着く。 トマスさんやハモンドさんも大変な家庭環境。女性にとって、誠に生きづらい時代だったのでしょう。 にしても、アンの行く先々ではいつも死者が出るな…。 ホワイト・サンドまでは5マイル。1マイルは約1.6キロなので、大体8kmくらい。 ホワイト・サンドホテルという建物が見える。 「薔薇と呼んでいる花を別の名前にしてみても美しい香りはそのまま」とはシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」でお馴染みのセリフだが、アンは名前が変だったら香りも素敵ではなくなると思うという。 物事の形態を定めるのは名前である、という思想はなんとなく面白い。 「名は体を表す」ではなく「名は体を定める」。
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