眼鏡の錬金術師

化物語の眼鏡の錬金術師のネタバレレビュー・内容・結末

化物語(2009年製作のアニメ)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

クセが強い!

アニメのレビューするようになってから初めて途中で断念した作品。もう観ることはないだろう。
私自身、昔よりアニメを観るのにあてられる時間が少なくなったということもあるだろうけど。
それでも一回見始めたら最後まで観てこそ真の評価ができるというのが信条であったので、なんとか最後まで視聴したかったのだけど、やはりムリだった。

一言で言うと冒頭でも伝えたようにクセがむちゃくちゃ強い作品。
逆に言えばオリジナリティがあるとも言えるけれど、観るのがこんなに苦痛ならばそんなオリジナリティなんぞ無いほうがいい。

とにかく演出が妙。どれもいままで見たことのない演出ばかりで、こういうのをもしかしたら芸術と呼ぶのかもしれないけど、あまりの独特な世界観に私はついていくことができなかった。
セリフ回しもどことなく腹立たしいし、特に意味のない下ネタが散りばめられている。ジャンルも良く分からない。シリアスな妖怪ものっぽいけど、ラブコメっぽさもあって、でも演出が変だからどんなテンションで観ればよいのかこっちは分かんなかった。
キャラにも全く魅力を感じない。みんな異常者で普通のやつがでてこない。
もはや製作者のオナニー見せられてるような作品で何一つ共感できるところがなかった。

アニメだけじゃないけど、文化ってのは芸術性とエンターテイメント性の両立が大事だと思っていて、本作はあまりに芸術に寄ってしまったのかなと思う。エヴァなんかも芸術寄りだとは思うけど、それよりも数段ひどいと思う。

作画はなかなか綺麗だし、OPが変化する作りは楽しかった。