幾原監督作はユリ熊嵐がかなり好きだったので気にして観てますが、さらざんまいは3話切り、輪るピングドラムは完走するも感情移入できずでした。本作がアマプラで復活していたので半分楽しみ半分義務感にて本編39話と映画を視聴しました。
本編 2023/4/13 映画 2023/4/18
かなり古い作品で古臭い絵ですが、けっこう楽しんで観れました。バカで真っ直ぐな天上ウテナは見た目良く主人公キャラとしての魅力があり、薔薇の花嫁の姫宮アンシーはサイコパスキャラとしても最大の謎としても引きがある存在で、その他の脇役達も必ず見せ場が作られており、39話も不要で総集編回やギャグ回など無駄が多かったですが飽きることなく完走出来ました。このとんでも企画を許したテレビ東京ら出資者達の懐の深さには驚かされました
あとピアノの何度も流れる曲など音楽は良いです。音楽と薔薇の花嫁が本作を最期まで観続けた理由だと思います。ピアノと変わった会話劇はエヴァを思い起こさす様な瞬間も有り郷愁を誘われました。
映画版はストーリーが少し変えられてますが、基本キャラはほぼ同じ設定ですのでお忙しい方は映画版を観て気に入ったら本編を観られてもよろしいかと思います。ただ姫宮アンシーは本編のテレビ版の方が美しかったです。
点数は少しオマケして4点です。
オススメはしませんが、アニメの歴史として必見の作品なのかと思います。観て後悔してください。