舞台は「ヒューマノイド」と呼ばれる高性能アンドロイドが人間と共生する未来の世界。
ヒューマノイド専門医の須藤は、患者を診る一方で、ヒューマノイドである母の人格データを探すため多くの非合法行為に手を染めていた。そんな彼の活動は多くの人々を巻き込み、やがて世界に関わる巨大な陰謀に飲み込まれていく。
ここ近年で美麗な作画に目が慣れつつあるわたしたちにとって、今作はちょっぴり平成テイストに感じてしまわなくもない。
でも内容は面白い。
ヒューマノイド専門医の須藤と看護師のリサ、そして彼らのもとへやってくる患者たち。禁止されている人格コピーをしようとする者、「故障」によって周囲との関係に支障をきたしている者、、ケースはさまざま。
ほぼ1話完結型なので観やすく、AIと人間との距離感やあり方について、疑問を投げかけるような物語。
大きくお話が動くわけでなく、最終話でようやく1歩踏み出す須藤先生。1クールまるごと使ったプロローグという印象だった。2期もあるといいな。