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薬屋のひとりごとのmaのレビュー・感想・評価

薬屋のひとりごと(2023年製作のアニメ)
4.5
花街で薬屋として働く猫猫(マオマオ)は、人間に関心はないが毒と薬に目がない少女。ある日道端の薬草に気を取られた猫猫は、人攫いに遭い後宮に下女として売られてしまう。ら後宮内に出回る呪いの噂の真相究明を陰で手伝ったことが壬氏の目に留まり、さまざまな事件解決を手伝う羽目に。


2クールぶっ続けで計24話。この間まったく中弛みすることがなく、ひたすらにずっと面白かった。

多才な猫猫がシニカルに生きる姿は、お年頃のオタク少女の心を嫌というほどくすぐるだろうなあ。

少女たちよ、猫猫の降りかかる苦難をやんわりと受け流すところなんかは真似してかまわないが、真似しない方がいい面の方が多いぞ。多感な時期に西尾維新に心酔しすぎて(いまも好きだが)、かつての親友に「あのころのあなたは、言うことが難しすぎて全然わかんなかったよ」と言われたことのあるわたしとの約束だ。

ちなみにわたしの名前は「まお」という。何年も前に空港で働いていたとき、とてもキュートな中国人の後輩に「あなたの名前は、中国語で猫という意味です」と教えてもらい、以後わたしは彼女に猫ちゃんと呼ばれていたのだが、本作を観てなるほどと思った。猫ちゃん=「小猫(シャオマオ)」だ。

そんなちっぽけな思い入れ(と呼んでいいものか)もあり、とても楽しめた物語。シーズン2が今から待ち遠しくて仕方がない。

今シーズン、すべてのOP/EPが素晴らしかったから、次も楽しみだなあ。
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