仙夏(岡田結実)は蔵地(葉山奨之)と思いを通わせ、喜びをかみしめる。
仙夏を連れて江戸に帰るための方法を探っていた長兵衛(一ノ瀬颯)は、ついにタイムスリップの原因を突き止めたことを寿乃(山口まゆ)に報告。仙夏と長兵衛がタイムスリップした日の共通点は、満月の夜にほうき星が流れたということだった。寿乃がさらに詳しく調べると、仙夏と長兵衛がタイムスリップしたのは161年に1度しか現れない彗星が最も地球に近付いた年だと分かる。長兵衛は、その彗星が地球に近付く満月の夜に大八車を動かせば、江戸に戻れるのではないかと考えていた。タイムスリップできるかもしれない彗星と満月が重なる夜は、あと10日後。その日を逃せば、仙夏と長兵衛はもう江戸に戻ることができない――。
仙夏は「この度、あたしは蔵地と恋仲になろうと思う」と、雄彦(田中直樹)をはじめ“蔵”の面々や鳥居(前田公輝)、泉美(吉谷彩子)に宣言。さらに仙夏は、蔵地が自分にふさわしい男かどうか、試験したいと言い出す。「あたしを“でぇと”とやらに連れて行って楽しませておくれ」と迫る仙夏に、蔵地は戸惑う。なんだかんだ言いながらも幸せいっぱいの2人。一方、自分でけじめをつけたつもりの泉美だったが、まだ失恋の傷は癒えていなかった。鳥居は、そんな泉美の様子を気にかけ、励まそうとする。
初デートすることになった仙夏と蔵地。2人はボウリングやゲームセンターで、ごく普通のデートを楽しむ。
その帰り道、仙夏が高熱を出して倒れてしまう。蔵地は急いで仙夏を連れて帰り休ませるものの、苦しそうな彼女が心配でならない。
そんな中、長兵衛が江戸に帰る方法を見つけたと蔵地に知らせる。蔵地は、仙夏にもそのことを伝えようとする長兵衛を止め、仙夏には自分から話すと告げる。
翌日、仙夏の体調は回復し、蔵地たちと朝食を食べる。食卓には、仙夏の好きな豆腐料理が並んでいた。しかし、仙夏はなぜか、豆腐がおいしくないと言って食べようとしない。さらには「あたしの頭に変なものがささってる!」と言って自分の頭からかんざしを引き抜き、投げ捨ててしまう――。
江戸に帰れる可能性が見つかった矢先、仙夏に起こった謎の異変。やっと両思いになれた仙夏と蔵地に、別れの予感が…!?
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