マッシモ

シークレット・インべージョンのマッシモのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

昨年の方向性がクソだと認めたのか、ハリウッド俳優協会ストの影響か、なんだか随分間隔の空いた MCUドラマシリーズ。

やっと、やっとまともそうな題材とキャラクター、ニック・フューリーと彼の盟友スクラル人タロスを中心とした密かに広がる地球侵略の物語。

【キャスト】
(主役)
ニック・フューリー:サミュエル・L・ジャクソン
マリア・ヒル:コビー・スマルダーズ

(味方スクラル)
タロス:ベン・メンデルソーン
ガイア:エミリア・クラーク

(敵対スクラル)
グラヴィク:キングズリー・ベン=アディル
ジェームズ・“ローディ”・ローズ / ラーヴァ:ドン・チードル

(英国組)
エヴェレット・ロス:マーティン・フリーマン
ソーニャ・ファルズワース:オリヴィア・コールマン

【ストーリー】
フューリーはかつてスクラル人達と
「私とキャロル・ダンバースで君たちの住める星を探す」と約束していた。その見返りに、彼はスクラル達を私兵のスパイとして活用し今の地位を築いていた。

時は経ち、待てど暮らせど約束を果たさぬフューリーに一部のスクラル達が激怒。レジスタンスを結成して人類に対して反旗を翻す。

その手法は、世界中の中枢機関の人間を攫い、自分達がその人に成り代わって第三次世界大戦の引き金を引かせる…。そんな感じ。


【総評】
(全体感)
期待値程ではなかったが、まぁシーハルクとかに比べればかなりまともに戻った。ヒーロー不在はフィーリー(サミュエル・L・ジャクソン)とソーニャ(オリヴィア・コールマン)が居るだけでお釣りが来るレベルなので今回は気にならない。
まぁ、ただヴィラン枠のグラヴィクは計画性があるんだかないんだかわからない変なキャラになってしまった。初登場からドンドンカリスマ性が落ちていって最後は小物過ぎてラストが尻窄みしてしまったとさえ思う。彼らの侵略規模がこちらが期待していたものよりだいぶ大雑把だったので6話は長過ぎたかな。多分2時間半映画にして公開した方が締まりのある作品になったと思う。

(良かった所)
先も触れたがフィーリーのための作品なので彼の過去が深堀されたのは素直に面白かった。お気に入りはソードからの帰還シーンと彼が「ユニフォーム」に着替えるシーン。思えばここが頂点だった。最終話のトンデモスクラル達の殴り合いより余程良かった。

(そうでもない所)
スクラル、スクラルと言うが基本は変身した人間が普通にドンパチしてるだけなのでフューリー居ないと何見せられてるのか正直わからなくなる。

あと、ラスト。ガイア、あぁまた女ヒーロー増やしますか。もういらない。渋滞してる。この子は、ヴァルじゃくてソーニャと組んだのでサンダーボルツじゃないのよね。何処に組み込むのかな。まぁ良いや。

【あとがき】
期待値には及ばないし方向性の修正もし切れていない作品に思えるが、シーハルクで見たどん底は脱した。そんな一本。
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