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ドクターホワイトのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

ドクターホワイト(2022年製作のドラマ)
4.3
医療ジャーナリストの狩岡将貴(柄本佑)は、ある朝、日課のランニング中に、公園で倒れている女性(浜辺美波)を見つける。
透き通るような肌と整った顔立ちを持つその女性は、素肌にたった一枚、白衣だけを身に着けていた。
幼なじみの内科医・高森麻里亜(瀧本美織)に助けを求め病院へ運び込むと、目を覚ました女性は自らを「白夜」と名乗り、検査結果を見ずに将貴の不調の理由を言い当てたり、
急患に対する外科の診断を「誤診です」と指摘する。その口ぶりはまるで医療関係者のようだったが、驚異的な医学知識とは裏腹に、白夜はそれ以外の記憶をすべて失っていた。
そんな謎めいた白夜の存在は、麻里亜の父で院長の高森巌(石坂浩二)の失脚をもくろむ外科部長・真壁仁(小手伸也)の目にもとまる。
将貴は、友人で刑事の奥村淳平(宮田俊哉)に白夜の素性を調べてくれるよう頼み、行く当てのない白夜をひとまず自宅へと連れて帰る。
事故で両親を亡くし、将貴と2人暮らしをしている妹の晴汝(岡崎紗絵)は、記憶を失い、一般常識すら持ち合わせていない白夜を歓迎し、何かと世話を焼く。
翌日、買い物に出かけた先で、白夜は見るものすべてに興味を示すが、突然、体調が急変する人を目の当たりにする。
搬送された高森総合病院で、白夜は医師たち相手に驚きの行動に出る!
原作は、稀代のヒットメーカー・樹林伸の小説『ドクター・ホワイト』。
膨大な医療知識以外には、人間の感情を理解出来ず他人と上手くコミニケーションが取れない白夜が、麻里亜たち緊急確定診断を協議するチームの医師と、数々の誤診しやすい患者と向き合って正しい確定診断を探り治療する中で、愛や怒りや悲しみなどを知り成長していくヒューマン医療ストーリーが、メイン。
将貴の妹の晴汝と白夜の友情、白夜と麻里亜たち医者との医療に関わる者同士の仲間感、白夜の正体や麻里亜の兄の勇気の冤罪の謎解きがミックスされたユニークなヒューマン医療サスペンスドラマ。
綾波レイ感のある白夜がドハマりしている浜辺美波、頼れる兄貴感の将貴がハマっている柄本佑、脳動脈瘤を抱えながら明るく生きる晴汝がハマっている岡崎紗絵、権力欲の塊から白夜たちとの関わりから改心する心情がリアルだった真壁医院長役の小手伸也などの演技派アンサンブルと演技派ゲストの骨太な演技合戦が見応えあったし、Adoの主題歌も、ステキ。
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