オレオレ

ある告発の解剖のオレオレのネタバレレビュー・内容・結末

ある告発の解剖(2022年製作のドラマ)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

レイプ犯罪は証明が難しい上に被害者側の精神的負担が大きい、というのは知られた話だが、まさにほんそれな、というドラマ。

下半身の緩い政治家がスタッフの若い女性に手を出して…というある意味手垢のついたクリントン話(若い人はモニカルインスキーなんて知らないよな)なんだが、20年?25年?前の過去と現在が繋がっているのではないか…?というミステリーの部分もあり、後半は一気に見てしまった。

けど、いやーあれがこれにはならんだろう、とか、繋がりに気づくの遅すぎるでしょ、とか、気付いた時点で利益相反、完全に違法行為でしょ!とか、気になった…
まあ、記憶って自分の都合の良いように脳が覚えちゃうからなあ…

唐突に見えるケイト役M. ドッカリーの不倫話も、彼女のinsecureな部分というか他者を寄せ付けない性格を表すエピソード(「あなたと付き合い始めたのは、そもそも誰かのものだったからよ」)という点では納得できるものの、なんか中途半端。
頼らないと言いつつ夜中に幼児のいる家庭に突撃してるじゃーん!

伏線が効いて、結末はいちおう万々歳なんだが、彼はレイプ犯罪者として裁かれて欲しかったなあ。
だって、もう一方の犯罪って、弁護士次第では被告人はまず逃げ切れるだろう!直接手を下したわけではないし。せいぜい、死体放置した罪くらいじゃないのか?

あとさー、関係ないんだが、やっぱ、イギリスの法廷ドラマはどうもあの巻き毛ヅラが気になって集中できないねぇ…
関係ないついでに、ルパートフレンドとシエナミラー夫妻のタウンハウスのインテリアが素敵でした。壁紙の使い方とか、好みだわ〜
M. ドッカリーのアパートは、あんな線路脇でベランダでくつろぐの、無理!カーテン全開で、電車の中から丸見えじゃんか!