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雲霧仁左衛門2のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

雲霧仁左衛門2(2015年製作のドラマ)
4.7
享保年間、江戸一帯のみならず、東海道、中仙道から上方まで股にかけ、鮮やかな手口で大金を奪う盗賊の一味があった。大金持ちの金蔵しか狙わず、けして殺さず、傷つけず、雲が涌くように現れ出て、霧のように消えてしまうところから雲霧一党と人は呼んだ。その首領は雲霧仁左衛門。
シーズン2では、雲霧一党と火盗改の攻防が更にスケールアップ。一党に罠を仕掛ける火盗改。その裏をかく雲霧一党、さらにその裏を読む安部式部と、手に汗握る展開に片時も画面から目が離せない。
今回の目玉は、仁左衛門の過去。侍の身分を捨て、盗賊に転じたやむを得ざる事情とは…。仁左衛門がすべてを捨てて果たすべき男の本懐とは!? 今、その謎が明かされる。
池波正太郎の時代小説をドラマ化したシリーズ第2作。
雲霧一味と安部式部らのチーム内の擬似家族的な強い絆のドラマが、「引き込み」として潜入したターゲットの店で商売敵の「引き込み」の女と出逢い掟と恋の間で悩む富の市(渡辺哲)、生き別れた娘と再会した木鼠の小五郎などのキャラクターのドラマでより深く描かれていて、後半3話で明かされる雲霧仁佐衛門の過去が最後の仕事に深く関連していることで、雲霧仁佐衛門の人間性がより深く描かれていて、心揺さぶりつつハードボイルドタッチな世界観をパワーアップしており、ますます惹き込まれるシリーズ第2作。
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