いよら

わずか1000ウォンの弁護士のいよらのレビュー・感想・評価

わずか1000ウォンの弁護士(2022年製作のドラマ)
4.3
ナムグンミンの魅力たっぷりのドラマでした。

はじめの方は、よくあるコミカルな雰囲気からのスタート。
さまざまな人たちのトラブルをナムグンミン演じるチョン・ジフン弁護士が、たった1000ウォンの受任料で、解決していくっていう痛快法廷コメディ。周りが思ってもみない切り口で事件を解決してしまうっていうところも、予想できなくて面白いです。

そして、6話〜8話にかけてのジフンの過去話。
悪を追う検事だったジフンが弁護士になったワケがわかります。
サングラスと指輪にはそういう意味があったんですね。今のジフンになったきっかけ。そして事務所、事務長との出会い。1000ウォンの理由…。
ジフンの想いが伝わってきます。
ここのパートがあったからこそ、ジフンというキャラクターに共感ができて、ドラマがグッと面白くなった印象でした。

ラストはちょっと駆け足だったけど、全体的には楽しめました。


ナムグンミンのキャラがまたしてもはっちゃけていて、楽しいです。サングラスにオシャレなスーツで、一見ふざけているようにも見えるんだけど、依頼人に寄り添って弁護をする弁護士。そして、過去パートでのクールな検事は全く違うキャラで、どっちの魅力も味わえます。しかも、恋愛に興味がないところから、だんだん愛を知っていく過程とかもとっても良かったです。
キム・ジウンが演じるペク・マリというキャラクターもとても良かったですね。祖父が大手弁護士事務所を経営していることもあり、自信家な彼女がジフンと出会って少しずつ変わっていくのが良かったです。下手にジフンとのラブがないのもいいです。
事務長含めての3人の掛け合いも面白いですね。

そして最近色んなドラマに出てくるチェ・デフン。嫌味な役とか結構多いんですけど、今作では、マリのことが大好きなジフンのライバルです。それだけかと思ったら、ジフンの元同僚の検事であり、実はジフンのことを慕っていたっていう設定。ジフンの掌の上で転がされちゃってますけど、空気読めないところも含めてなんか可愛かったです。
あとジフンの検事時代の先輩のコン・ミンジョンさん。同時期に見ていた『シスターズ』で嫌な先輩を演じてたので、そのギャップが良かったです。
イ・ドクファさんは相変わらずの貫禄で流石でした!



ちなみに、プロポーズのところは、リアルもあんな風だったのかなって想像しちゃいました。
ナムグンミンさん、結婚おめでとうございます‼️


⭐️今作注目のおじさまは、ナム・ミョンリョルさん。誰?と思う人多いと思いますけど、ナムグンミン演じるジフンのお父さん役の方です。
ジフンが尊敬する存在ではありますが、裏金問題などに関わっていて、ジフンにとって葛藤する要因になる人物の1人。7話のラストは衝撃…。
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