面白かった！
最初の10分くらいだけ見て、キャラクターが多くて誰だかわからなくなって一度放置。。でもやっぱりフィル友さんのレビューでも高評価で気になったのでつづき見たら、これは！次々と引き込まれるストーリーでした。
王宮の話で、主人公は王妃なので、権力争いとか色々ゴタゴタ、はあります。
でもそれよりも、王妃が自分の息子たちのために奔走する姿が、周りの人のために行動する姿勢がとにかくカッコいいです！
時代は朝鮮時代だけど、ストーリーは現代劇ってありましたが、本当にその通り。女性の権利であったり、子供のことを大事に思う母親の姿であったり、そして性のあり方も取り上げていたりと、現代にも通じるストーリーが多く、見ていて飽きませんでした。
子どもたちをより良い地位に就かせるために、母親たちが教育する姿が、現代の受験戦争みたいで面白いです。
そして、王妃に対抗する人として君臨する大妃。この人が色んな手を使って王妃の邪魔をしたり、大君たちを牽制したり、画策したり、まあ色々するものだから、憎々しいことこの上ない！はじめの方は、どんな手段を取ろうとしても大妃に邪魔されるし、あらゆる人が大妃の味方だったりするから、もう八方塞がりでどうなるの？って思ってたんですけど、それを上手く切り抜けていく王妃が見事！！
とにかく、王妃が頼りになってかっこいい存在でした。今までのドラマで、王妃が清廉で権力よりも自分の息子のことを考えて行動してるのを見たことがなかったので新鮮でした。そういうところでも本当に新しいドラマでした。
あと今までの時代劇の中で一番王子が多かったです。それだけ争いも起こりやすいけど、何か起こった時血筋的には困らなそうとか思っちゃいました。王妃の子が5人っていうのもすごい。でもそれだけいると初めは全然見分けがつかないんですけどね…。
でも見ていくうちにだんだんのそれぞれの個性が見えてきて、それぞれの物語を応援したくなります。
その中でもやっぱりソンナム大君が良かったですね。兄の世子との関係とか、母との関係とかでなかなか本心を見せない人物ですが、実はポテンシャルが高いっていうのがいい。討論の時の視点は育ってきた環境などもあり、なるほどと思うことが多かったです。そして、恋模様も可愛くて好きでした。なんかピュアな2人。でもちゃんと知識はあるんですね。(閨の知識は「教えることはないほどです」に笑ってしまった)
とにかく、キム・ヘスさんの演技がさすがです。そしてそれに対抗するキム・ヘスクさん。2人の演技対決が最高ですね。キム・ヘスクさんは悪役も上手いです。本当に大妃は憎たらしかったです。
⭐️今作注目のおじさまは、チェウォニョン。今作での王様役。こういう時代劇の王様にしては珍しく(?)マトモな人でした。大妃や高官たちの意見にあまり惑わされずに自分の意見を持ってた人だった印象です。王子たちのこともちゃんと見てましたよね。ということで好感が持てる王様でした。
