EDDIE

エコー3のEDDIEのレビュー・感想・評価

エコー3(2022年製作のドラマ)
3.7
作品のメッセージ性や常に漂う緊張感は一級品。アンバー役のジェシカ・コリンズの怪演には圧倒させられるが、共感性は皆無。
戦争ドラマとして質の高い作品である一方、結末や主人公3人の動向に大して興味が湧かないのは致命的か。
アンバーは凄かったが共感性皆無、男性2人のプリンスとバンビはキャラクターとしての魅力に乏しく、結果的に作品としてのカタルシスが生まれにくい形に。


▼Twitterに投稿した各話短評

◆ 第1話
“旅立ち”
「CIAは信用できるか?」
とある調査のため、コロンビアに向かった新婚の科学者。すると彼女は行方不明に。
特殊部隊の兄と夫は不審に思い彼女の救出に向かう。あらゆる事柄をひた隠してきたCIAは信用できないと。
ルーク・エバンス主演。

◆ 第2話
“都会のトラボラ”
行方不明のアンバー。特殊部隊の兄と夫はコロンビアまで捜索に向かう。さらには現地アメリカ大使館で味方を見つけ潜入と戦闘を即座に実行。
一方、捕えられたアンバーは尋問にかけられるが、ただの科学者でなくCIAでないかの疑いをかけられる。

◆ 第3,4話
“賭け”
“上流へ”
武器売人であるバンビは妹婿のプリンスと供託してアメリカとコロンビアの政府に交渉を仕掛ける。金持ちならではの行動だ。作戦決行にて無事アンバーを確保…と思いきや思いもよらぬ事態に。作戦失敗!2人は自責の念から酒などに溺れていく。

◆ 第5話
“共感と拒絶”
お、面白くなってきやがった!CIAの疑いをかけられたアンバーは囚われの身となる。命からがら牢獄から逃げ出すことに成功するが…兄と旦那すら騙していた形になるが真相はまだわからない。
そして衝撃の結末…!第二部がとんでもない形で幕切れ。

◆ 第6話
“人質交換”
はじめての兄弟喧嘩。
妹の旦那、妻の兄。そんな血の繋がっていない二人はアンバー救出にあたりぶつかるが、これを機に絆が深まる。妻の秘密を知り疑心暗鬼になったプリンスは違う女と寝た。バンビに正直に明かすと「それはアンバーには言うな」と。笑

◆ 第7話
“水面下の攻防”
交換条件。DJモモを誘拐し、アンバーを誘拐した組織に牽制をする。
プリンスとバンビは益々危険な行動に出ていくが…今頃アンバーはどうなっているのだろうか。彼女は無事なのか。
これにて第三部終了。次の第四部はいよいよアンバー救出に動く!?

◆ 第8話
“家庭の事情”
アンバー命の危機!処刑されるかも!
との情報を得て遂に救出作戦を決行!作戦会議の模様がゲームの紹介みたいでめっちゃワクワクする。
アンバーはいよいよ目の焦点が合わなくなってきて精神的にもヤバい。そんな演技がジェシカ・コリンズすげー。

◆ 第9話
“焦土作戦”
バンビとプリンスは国境を越え傭兵部隊を率いて救出作戦を実行。
夜を迎え潜入するがアンバーの姿がどこにもない…!彼らが攻撃する一部には罪もない民間人も。一人のアメリカ人女性を救うための攻撃、ただそれだけで戦争が起こり得るのを暗示している。

◆ 第10話
“熱源”
最終話。コロンビアとベネズエラの確執。
ベネズエラは報復を企てる。街中で巻き起こる銃撃戦。彼らはこんな事態を望んだわけではない。しかし起こるべくして起きたのだ。
愛なのか、失うのが怖いのか。アンバーとプリンスの心はもはや修復はできない。
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