EDDIE

エクストラポレーションズ:すぐそこにある未来のEDDIEのレビュー・感想・評価

2.0
AppleTV+らしく各話で豪華な俳優が集うオムニバスドラマになっていて映像も綺麗。
とはいえ単調に地球温暖化に対する問題提起をし続けるだけの内容はいくら凄い俳優陣でもつまらなかった。

いつも平均以上の高水準な作品ばかり生み出してくれるAppleTV+史上最もハマらなかった作品。
俳優陣は本当に豪華なんだけどなぁ。もったいない。

こんな問題提起するような内容なら2時間ぐらいの映画にしてもらった方が良かった気がするけどなぁ。

▼Twitterに投稿した各話短評

◆ 第1話
“2037年:カラスの物語”
地球の気候変動…しかし自然の猛威は簡単には食い止められない。絶滅の危機に晒される中、人は家族というミニマルな問題に向き合う。
セイウチのシーンは自然を舐めた人間への警告だろうか。

◆ 第2話
“2046年:クジラの死”
シエナ・ミラー×メリル・ストリープ。
種の繁殖と絶滅、人間とは何者なのか。
わずか数十年の命、儚い人生において何ができる?
語り手がいてドキュメンタリーチックに進行する物語は少々退屈だ。

◆ 第3話
“2047年:5つの質問”
地球温暖化によりマイアミの海面が上昇。
ラビは提案を受けながらも、地球の変化に危機感を抱く。雨が降りしきる中“雨に唄えば”を歌い踊るラビ。
結局は判断するのは人間。自分たちで決めるしかないのだ。

◆ 第4話
“2059年:神のように”
気候変動で地球が窮地に陥る…そうして空を見上げた時に人間は何と無力な生き物かを思い知らされる。
エドワード・ノートンやダイアン・レインという名優をもってしても、題材がこれなので面白くない。

◆ 第5話
“2059年パート2:夜の鳥たち”
オムニバス形式で地続きに進行するドラマとしては一番面白かったかも。
一貫したテーマの中、画的な動きも多め。人それぞれにとって善人の映り方は違う。犯罪者も人だ。あとビリヤニが美味そう。

◆ 第6話
“2066年:ローラ”
ジェンマ・チャンメイン回。ここまでテクノロジーが発展しすぎるのも考えものだな。便利は便利でも逆に疑わしい目で何もかも見てしまいそう。記憶の保存と消去も人工的に可能な世界。恐ろしすぎる。

◆ 第7話
“2068年:送別会”
マリオン・コティヤール、エイザ・ゴンザレス、フォレスト・ウィテカー、トビー・マグワイアの豪華共演回。
ゴージャスなドレスに身を包むマリオンが美しすぎる。このメンツで温暖化について真剣に語り合う。

◆ 第8話
“2070年:環境破壊罪”
キット・ハリントン主演回。
テクノロジーが進化しても人間は進化しない。むしろ革新技術に頼りっきりでいざという時に無力になる。
罪も何も全ては人間の仕業。間違いなく訪れる未来を暗示している。
EDDIE

EDDIE