このドラマの面白さは、航空機をハイジャックされてからの7時間を、ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』のようにリアルタイム進行で見せる緊張感と疾走感にあります。
イドリス・エルバ演じる主人公のサムは交渉のプロ。彼がテロリストたちを前にしても、怯まずに冷静に状況を判断して交渉を進めます。
1話1話次から次に想定外の出来事が起きていく模様は実に見応えあり。
AppleTV+の高品質なオリジナル作品の中でも、割と入りやすい作品です。AppleTV+が気になっている人がいれば、まずはこの作品を導入として観ていってはいかがでしょうか。
▼𝕏に投稿した各話エピソード短評
◆ 第1話
“最終案内”
イドリス・エルバ主演のテロリスト占拠型スリラー。ドバイ→ロンドンの航空機が占拠された。
奴らの目的は何なのか。人質は約200人。
立ち上がったその男は交渉のプロ⁉︎緊迫感与える音楽とリアルタイム進行型の演出がマッチ。楽しい！
◆ 第2話
“3度のずれ”
イドリス・エルバ演じるサムの肝っ玉と交渉力の凄さが眉唾物。カッコ良すぎるだろ。もし自分が人質にとられたらエルバに助けてほしい。
そして世界のテロ対策のレベルの高さを垣間見せてくる。テロに遭遇してもきっと彼らが解明してくれる。
◆ 第3話
“空砲は空論か？”
強烈に面白いな、このドラマ。
常に付き纏う緊張感がたまらない。少ない言葉と情報共有でテロリストたちの裏をかくエルバ。ハンパねー！
果たして奴の拳銃は誠に空砲なのか。それは次回に乞うご期待…！クライマックスの盛り上がり最高！
◆ 第4話
“応答なし”
限りなく不利な立場にも関わらず冷静沈着エルバ。止血もできるエルバ。Wi-Fiも使えるエルバ。
序盤に「想定外の出来事はどんどん起こるぞ」とテロリストたちを脅迫していたが、まさにその通りに。
どんなに準備徹底してもテロはどこかに穴がある。
◆ 第5話
“1時間弱”
この1時間弱がもたらす緊張感…たまらん。
発砲により命の危険が及ぶ搭乗者。ハイジャックされた航空機は着陸するのか、しないのか。ギリギリを攻めるエルバの交渉がたぎる！
なぜ彼はここまで冷静にいられるのか。憧れるヒーロー像。楽しいドラマ。
◆ 第6話
“要求には緩やかに”
無事ロンドンに着くのか…予測不能な事態の連続。乗客は一致団結をし始め、ハイジャック犯たちは狼狽えながらも威嚇を続ける。
いやいや、終わり方ハンパない！予想外の結末で益々最終回がどう決着するのか気になって仕方ない。
◆ 第7話
“不時着に備えろ”
最終話。7時間に及ぶリアルタイム型サスペンスに終止符。
ハイジャック犯とは違う脅威、サムら乗客はどう立ち向かうのか。
最後の最後までハラハラさせる演出の連続に心臓がもたない！サムの交渉力と冷静な判断力が凄まじい。超楽しかった！
