イレネは故郷のカステリョンに別れを告げ、映画監督を目指してマドリードの大学へ。友人と夜の街へ出かけたイレネを待っていたのは、法律を学ぶハンサムなフリオとの運命の出会いだった。

カステリョンに帰ったイレネの心と体には、恐ろしい体験の傷跡が残っていた。ダーとヒメナは思うように脚本を書けないイレネに救いの手を差し伸べ、フェルも一肌脱ぐことに。

イレネは短編映画を作ると決意するが、新聞の取材を受けたことをきっかけに映画の制作と私生活を混同し始めてしまう。フリオには、オーディションの機会が舞い込んでくる。

大きなチャンスをつかみ、瞬く間に忙しくなるフリオ。短編映画の撮影初日、イレネは何もかも思うように進められず大パニックに。そんな彼女に助け船を出してくれたのは、大切な友人だった。

2つの撮影を掛け持ちするフリオは、大きなプレッシャーから徐々に追い詰められてゆく。フェルとヒメナの秘密は厄介な問題になり始め、時間がたつにつれて打ち明けづらくなってしまう。

夏休みが始まるものの、ヒメナとフリオはそれぞれ人生を変えるような重大な決断を迫られる。イレネの短編映画は、思いもよらない場所でプレミア上映されることに。

イレネとフリオは映画の撮影現場で再会するが、顔を合わせるなり不穏な雰囲気に。フェルは、ヒメナのこれからの人生で大切な役割を果たすために一大決心をする。

互いの心が求めるままに、ようやく幸せな日々を過ごすフリオとイレネ。ところが、新たな変化が訪れたことで、2人の関係が揺らぎ始める。時は流れて2022年、イレネは結婚式の日を迎える。