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ミワさんなりすますのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

ミワさんなりすます(2023年製作のドラマ)
4.3
とにかく映画が大好きなフリーター・久保田ミワ(29)(松本穂香)。敬愛する俳優・八海崇(56)(堤真一)が自宅で家政婦を募集していることを知ると、好奇心を抑えきれず八海邸に偵察に向かう。
まさかの偶然で、八海のマネージャー藤浦(山口紗弥加)に八海邸の新人家政婦と間違えられたミワ。人違いと言いだせず、その日から“スーパー家政婦”になりすまして八海邸で働くことに。
バレたら終わりの、サスペンスフル・コメディー開幕。
映画が好きすぎて、レンタル店の仲間たちからバカにされバイトをクビになるほど不器用な久保田ミワが、敬愛する推しであるスター八海の家政婦になりすますことになり、家事など失敗しながらも家政婦仲間の助けや家事などを学び、何より八海に対する深い理解を駆使して次第に家政婦として一人前になっていく前半の展開も面白い。
ホンモノの美羽サクラ(恒松侑里)の登場となんと八海崇が推しである同士で協力しながらもなりすまし家政婦を続ける中盤は、サクラとミワが推しトークを繰り広げる女子同士のワチャワチャ感といつ八海の凄腕マネージャー藤浦にバレるかというサスペンスの緩急がより面白さがマシマシに。
ハ海の引退失踪騒ぎの顛末のシメも含めて、映画という虚構が与える夢やストーリーを生きがいにする映画ファンのミワと映画ファンを喜ばせることが生きがいのスターハ海の関係や葛藤や成長を通して、人に夢や励ましを与えるエンターテイメントの素晴らしさと「好きなことや推しを持つこと」っていいなと改めて思えるし、松本穂花や恒松佑里や山口沙耶加など様々な魅力の女優陣の競演と堤真一のスター性が印象的なヒューマンコメディドラマ。
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