基本的に私は『ゴジラ』シリーズは好きではないのだ。街が破壊され、逃げ惑う人々。そして迎撃する自衛隊——延々とつづくそういったシーンが続くのがとても退屈に感じられてしまう。
まあ、そうはいってもシリーズ全体のうちほんの少ししか観てない。ちなみにハリウッド版もスルーしているので、あまり大きなことは言えないのだけど、基本的には敬遠姿勢である。
しかしそんななかにあって、本シリーズはけっこう楽しめた。その理由は、上に書いたようなシチュエーションがほとんどないから。あくまでも人間ドラマがメインで〝特撮〟ではないのだ。
ただ逆に、往年のファンからすると退屈かもしれない。圧倒的に怪獣たちの出演シーンが少ないからだ。ここをどう評価するかは難しいかもしれないが、ネクストシーズンへの伏線なら、私は0Kである。
惜しいのは、一部のシーンに映像の造り込みの甘さがある点か？ でも、全体的にクオリティーは低くないし、まあ大した瑕疵ではないかなとも思う。
最後に、カート・ラッセルの老け様に時間の流れを感じた・・・
［ドイツ語音声+日本語字幕］2024/02/19-03/01 Apple TV+
