GreenT

セックス・アンド・ザ・シティ シーズン4のGreenTのレビュー・感想・評価

4.0
いや、やっぱこの頃のSATCは面白い!

年末の大掃除をしながらながら観していただけだけど、サマンサのセリフが出てくると爆笑してしまう!やっぱ新作でこの人を失ったのはデカい。

自分のヌード写真を想い出に撮っておくって言って、カメラマンに「リラックスできるように音楽をかける」と言われて「必要ない」と大股ひらくと、カメラマン助手が呆気に取られるところとかすげー笑う。

しかし1シーズン18話もあったとは。なので1シーズンに「こんなイベントフルだったっけ」ってくらいアイコニックなエピソードが入っている。エイデンと復縁するキャリー、妊娠するミランダ、レズビアンになるサマンサ、トレイ(カイル・マクラクラン)と子作りに励むシャーロット・・・。

なかなか感動する話も多いんだよね。子供ができる可能性15%しかないと医者に言われ、怒り落ち込んでいるシャーロットに「着いて来ないで!」って言われたミランダが「あなたが気が変わったときのために」ってずーっと後ろから着いて行くとかって、素直に泣かされる。

キャリーはエイデンと付き合っているのに執拗にちょっかい出してくるビッグに「あんたどういうつもりなの」って言うサマンサ、かっけー!

子供が出来なくてトレイに離婚したいと言われるシャーロットが、なんだか有名な雑誌の「お部屋紹介」みたいのに出ることになるんだけど、離婚するしトレイは一緒に出ない、と思っていたら「君にとっては大事なことだから・・・」と一緒に写真に写ってくれるってのも泣かせる。

キャリーはバカなんだけど、この頃はまだ「私もこういうところあるなあ〜」と共感させられるところがあった。特にエイデンとの関係はわかるわ〜。浮気してひどい目に合わせて別れたクセに、久々に逢ったらやっぱ好き、と自分が思えば相手もそうに決まってるって勝手に思ってエイデンに “You broke my heart!” って言われちゃう。これは衝撃だった。

こんな風に男側の気持ちなんて全然考えてないところは自分もあったので。

それに、エイデンの方がビッグより全然いい奴なんだけど、キャリーは結婚して子供を持って、男に愛され守られて・・・みたいな生活向いてないのよ。

だけど勢いでウンって言っちゃって、エンゲージ・リングをしないとか、気持ちはわかる。で、エイデンもそれを薄々感づいていて可哀想なんだけど、しょうがないんだよね〜。

でも、キャリーがアパートを買うお金がなくて、ビッグに頼みに行くと、ミランダとサマンサが「借りるな!」って言う(本当にこの2人は賢い)。で「私が貸して上げるから」って言うのに、シャーロットだけ言わなかったからって、いちいち「なんで目をそらしたの?!私はいつもあなたのことサポートして上げているのに」とか言いに行くって、図々しいんだよな〜。

今回観て「あ、そうか」って思ったのは、キャリーはライターで、身の回りに起こることを書いて “I wonder…” って、こうだったらどうなのかしら?と自分の既成概念を考えてみる、みたいなところがおもしろかったんだなあって思う。

あと、続編のタイトル “And just like that” ってのも、キャリーが物語のナレーションをするとき何度も出てくる。例えばミランダが子供を堕ろさないと決めた時とか「・・・そしてこんな簡単に、こうなってしまった」的な。

このキャリーがライターで、色んな出来事を観察しているって視点が、映画版と続編では失われているんだよね〜、良く考えると。キャリーはバカでナルシストだけど、そういう自分を第三者的に見ているところもあったから共感させられたけど、映画&続編ではライターじゃなくて「有閑マダム」っていうか、単なる金持ちのおばさんになってしまったので面白くなくなったんだと思った。
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