max originalの全10話。
『ER 緊急救命室』でカーターを演じたノア・ワイリーが再び医師に。
1話1時間という時間軸で午前8時から午後5時までの計15時間。
ピッツバーグの救命救急センター「ピット」の激動の1日を情緒豊かに描く。
批評家からも好評を得ており、すでにシーズン2も決定。

医療ドラマの頂点に位置するような傑作。舞台はピッツバーグの救急医療室。まるで戦場のような救急チームの一日をリアルタイム進行で描く。『ER』『24』という二大名作ドラマの長所をミックスする設定だ。

新人研修医がチームに配属された初日の朝7時からの15時間を1話１時間で追いかける。患者の命を救えなかった怒りや嘆き。無理難題を言い放つ患者。私生活のイザコザや指導医との確執。経営合理化を支持する経営陣。だれもが多重のストレスをもつ環境である。

後半には大量の無差別テロ被害者への医療対応など見どころが次々とやってくる。野戦病院さながらに分単位で同時に患者の命の危機を排除する。その技術たるやほとんど神業レベルだ。

頼れるリーダー役ノア・ワイリーの仕事量がハンパない。
ある患者との医療行為にからみ、リーダーが自己崩壊して崩れ落ちるシーンは感動的だった。超人に見えるリーダーが壊れるときもある。それが人間なのだろう。

海外でも高評価なので見始めたが、期待を裏切らないストーリーだ。毎回ひりひりするサスペンスとユーモアに溢れ、どんどん見続けてしまう。
医療界で働く人には超おススメだし、リアルタイムドラマが好きな人はハマると思う。国内の医療ドラマとは緊張感が3倍くらい違うかな。
シーズン２が決定したので次が楽しみだ。

カーターくんがシブくなって帰ってきたよ〜(^^)おかえりカーターくん!

それにしても音楽のないドラマだ。