変人で型破りな天才医師・ハウスとスペシャリストチームが原因不明の病の治療に挑む人気医療ドラマのシーズン2。
前シーズンも医療ミステリとしてかなり高いクオリティだったけど、今回は色々事件が起きてより過激でドラマチックに。
気安くは観れないような重い話もあって、特にチームの医師・ホアマンの事件が一番ショッキングだったな。極限状態に置かれた人間の姿を克明に描いていて、息を呑んだ。このシーズンの事実上のクライマックスだったのではないかと思う。
ハウスの元妻がレギュラーになったこともあり、人間関係の描写の幅が広がったシーズンで、ハウスの内面も踏み込んで描かれていたと思う。ただシーズン1で感じたハウスの可愛げみたいなものは薄く、面倒臭さとかヤバさの印象が自分の中で上回ってしまい、シーズン2早々にあっこれやっぱついていけないって手のひら返しした次第。主治医も嫌なんで、本当に困った時だけ診て欲しい(ワガママ)。
でもそれでもハウスにはどうにも嫌いになれないところがあるので、作中の同僚たちと同じように何だかんだ引き寄せられてしまうのだろうな。
ハウス以外のレギュラーも皆我が強いので、衝突が多いし彼らに関しても程々に嫌なとこあったりするけど、でもその人間らしい生々しさがTHEアメリカドラマって感じで嫌いじゃない。そんな癖強な人達がひとつの病気のために心を砕く姿はやっぱり熱い。
最終回がまたとんでもないとこで終わったので気になるんだけど、続きはBSで放送されないっぽいので個人的に追うか検討中。
