最初から観ていたNCIS。
トニーとのお別れのときが来てしまった。
ギブスの右腕としてやってきたトニー。今後はマクギーに交代だね。
殉職するとかの終わり方じゃなくて前向きな最後で良かった。

現在放送中のアメリカのテレビドラマとしては最強のNCISシリーズの大きな転換点ともなるシーズン13です。
ギブスを中心としたチームですが、前作のクリフハンガーでギブスが重体、今までになく自分自身と向き合います。
またビショップやマクギーも人生を左右する出来事が訪れます。
1話完結スタイルは変わらず、スピード感とユーモアを大事にした展開はまさにNCISの面白さです。
その原動力となっていたトニーの決断を描くシーズンフィナーレまでの4話構成の大作もあります。
見どころの多いシーズンですね。

トニー役マイケル・ウェザリー、新作ドラマ主演へのお誘いでついに降板。しかも、このドラマっていうのが同じテレビ局のCBSで、本国の放送時間がNCISニューオーリンズと同じ日に放送！なので、NCISでマイケル・ウェザリーのファンになった人を逃さない枠組みになっていて、CBSも上手いこと囲うな〜なんて思いました。

マイケル・ウェザリーの場合はもうシーズン13が始まった時点で契約満了確定だったようで、シーズン13自体が最初から最後までトニー尽くしのシーズンになっていました。なので、私のようなトニーファンも「え？これで終わりなの？」という消化不良になるような終わり方ではなく、トニーが新しいステップのためにポジティブな旅立ちだったので、トニーらしく終わって良かったなと大満足でした。

シーズン序盤でトニーが自分の家系図を調べ始めたことから始まり、豪華すぎるトニーのマンションの謎、ジャンヌとの再会、トニー成りすまし事件、毎シーズン恒例シニア登場、トニー海外出張、そして最後のトニーとジヴァ。飼っている金魚にケイトとジヴァと名付けているのもかわいい。お調子者でハンサムで女好きだけど、仲間には物凄く愛情深くて、13年間もトニーを演じてくれたマイケル・ウェザリーには感謝しかないです。

トニーの好きな回は、ケイトが亡くなってすぐにジヴァが来て、ジヴァがケイトの席についてたらイライラしていたとき。シェパード局長から直々に依頼を受けてグルヌイユの捜査をしていたとき。グルヌイユの捜査の時にレストランの外にストリートミュージシャンとして張り込み、捜査状況を歌にして、局長に伝えていたシーン大好きです。シーズン7で、ジヴァがモサドに帰った後の任務でテロ組織に捕らえられたとき、命懸けでジヴァを救いに行ったとき。シーズン11でジヴァを追いかけてイスラエルまで行ったとき。辞める日、マグギーへ送る言葉で“超特別捜査官”と呼んだとき。愛する家族のために辞める決断をしたとき。それから、トニーで好きなオープニングはシーズン4です。

NCISLAに比べてメンバーチェンジの多い本家NCIS。もうお願いだから、誰も辞めないでほしいと願っていますが、ギブス役マーク・ハーモンとの不仲でそろそろアビー役ポーリー・ペレットの降板間近…この降板頻度の多さ、マーク・ハーモンが原因なのではと思ってますが、このドラマは彼の天下なので誰も逆らえないという恐ろしい構図。それに比べて、NCISLAは亡くなってしまったミゲル・フェラーを除き、捜査官チームのメンバーチェンジは無い上に、撮影現場も楽しそうなので、なんかLAのほうが全体的に雰囲気いいなと思ってます（笑）トニーがゲスト出演したNCISLAシーズン7もそろそろ見終わるので、終わったら感想書きます。