神奈川県捜査一課警部補、伊達一義(堺雅人)は、昼は温厚な人柄から「仏の伊達さん」と呼ばれ事件の解決に全力を尽くすが、夜は一転、冷酷な”無法の番人”として凶悪犯に怒りの鉄槌を下す制裁人となる。表と裏、正義と背徳、相反する顔を持つ、堺雅人主演の異色の刑事ドラマであり、衝撃の勧善懲悪エンターテインメント。
警察関係者や政治家の近親者が被疑者のため、虐待など確証が得にくい犯罪など様々な壁に阻まれた加害者を堺雅人演じる伊達が非情に裁いていく現代版仕事人という感じのピカレスクサスペンスドラマ。ラストに伊達が加害者に裁きを下すために言う決め台詞「お前たちに明日は来ない！」は、痛快。ただ最終回でも伊達と繋がる施設の謎が解けていないのが、残念。
堺雅人の優しげなところとクールなところを生かした伊達のキャラクターが、カッコいい。
