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コブラ会 シーズン1のTAMUのレビュー・感想・評価

コブラ会 シーズン1(2018年製作のドラマ)
4.4
YES 先生!
と、何処かで返事をしてしまいたくなる傑作。
そしてコブラ会公式TシャツをAmazonで探してしまう傑作。
控えめに言って最高!

本作は映画『ベストキッド』の正統派続編のドラマ。なんと言っても主演に映画版の主演を務めたラルフ・マッチオと敵対するコブラ会リーダー、ウィリアム・ザブカが揃って出演。

映画『ベストキッド』で繰り広げられた空手大会決勝で合いまみえた2人の34年後。あの時の敗北を引きずり、人生負け組に成り下がったジョニー・ロレンス(ウィリアム・ザブカ)と、あの時の勝利から勝ち組に成り上がったダニエル・ラルーソ(ラルフ・マッチオ)の間に再び熱いドラマが生まれる。

何しろ本作は『ベストキッド』では情け無用の不良空手道場コブラ会がタイトルの通り、ジョニー・ロレンス側に重心を置いた人生リベンジマッチ。

正統派続編だけあって、過去を振り返る随所に映画のワンシーンが切り取られる親切設計であり、映画を見てなくても基本問題ない。

映画を見ていれば、ラルーソの盆栽、窓拭き、バランスといった宮城先生リスペクトに更に胸熱だし、同じ日本人として誇らしいw

一念発起し、道場コブラ会を立ち上げるロレンスとコブラ会の生徒たちの葛藤と成長、だけでなく、中古車ディーラー社長ラルーソが本作では敵役のスタンスながら、あの時の真っ直ぐな眼は失っていない感じがたまらない。

80年代の正義と現代の正義がぶつかり合い、悩み、…、う〜ん悶絶。
そして、何より2人は父親となっており、父親の成長物語でもあるから、偏重気味にどハマりなのは仕方ない。

過去作好きへの接待気質は一切なく、過去作をバネに新しいドラマを作り上げる。
1話20〜30分でサクサク見れる点もお勧め!
あと80年代ポップがバリバリ流れて心地よい。

早速、シーズン2に行ってきまーす♪
TAMU

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