ちょい古のことだが、国民の弟と呼ばれたイ・スンギと国民の初恋と呼ばれたペ・スジによるアクションドラマ。2人とも大人になった…(しみじみ
スンギと言えば大好きな『僕の彼女は九尾狐』に代表されるコメディ専門役者イメージが強いが、本作では寡黙な男に変貌。
前半は馬鹿ボンドというか、あの理屈を超えたトンデモドラマ(だが大好き)『IRIS』を思い起こす詮索無用な荒唐無稽活劇が繰り広げられる。
後半は一転、骨太な政治ドラマの様相を見せつつ、チャ・ダルゴン(スンギ)とコ・ヘリ(スジ)のわちゃわちゃを挟み込み、最終的にまとまりかけたと思ったが、とっ散らかっていく。
本作は飛行機事故で甥っ子を失った遺族ダルゴンが、その背景にある闇を暴いていくもの。
大統領の弾劾に発展していくあたり、明らかにセウォル号の悲劇をモチーフとしており、既視感のある展開を踏まえつつの痛快などんでん返しは胸熱。
一方で、シリーズ化を狙ってるのか、活かしきれずのキャラクターが渋滞気味。
特にコ・ヘリに好かれていたはずの国家情報院のチーム長シン・ソンロク。
恋愛パート、ミステリーパートを引っ張りつつかき回すことを期待したのに、終盤の活躍しなさに超がっかりw
シーズン2に期待しかないが、シーズン2が決まってないとか、勘弁してよ💦