このレビューはネタバレを含みます
改めて観返すと、シェーンがああなったのはローリやデールが煽ったようにも見えるな……あなたは悪人だと言われれば、誰だって悪人になってしまう。あんなふうに接されたら、誰だって悪い方へ転がり落ちてしまう。ローリの気持ちはわかる。デールの正義もわかる。でも。シェーンの転落がかなしかった。止められたんじゃないかと思ってしまう。私もこんな状況ならとことん嫌な奴になってしまいそう。平穏な日常では息を潜めていた暴力性が顕在化したのか、それとも過酷な状況こそがシェーンを凶暴化させたのか。そもそも両者に区別はあるのかとか、色々考えてしまう。
リックは一貫性がないというか甘いというか……ランダルのこととか、何がしたかったんやろう。でも、この状況でリーダーを務めなくちゃいけない、みんなを守らなくちゃいけないプレッシャーははかり知れなくて……ああ……
あとローリが苦手すぎるな……数年前ぶりに観てもやっぱり。彼女の葛藤はとても理解できる。でも、その表現の仕方が嫌すぎる。シェーンの変化も、リックがシェーンを殺すことになったのも、どうして自分にも責任があると思わへんのやろう、ただ責めた目で怒っていられるんやろう。全てが彼女のせいとは言わない。でも……ああ……
シェーンにしても、リックにしても。仲間を殺めたことで目つきが変わってしまうのは、カインの呪いやね……本当に。あと、どれほど集団内の悪を排除しようと、残りの人間から同じ割合の悪は生まれる、みたいな法則も頭をよぎったな……リックの纏う空気が変わっていくの、もっと後のシーズンだと記憶違いしてた。忘れてたといえば、ミショーンの初期装備ゾンビも……というか、すっかり忘れていたことばかり。
こんどは挫折しないぞ…！と観始めて、やっぱりめちゃくちゃ面白いんやけれど、しんどい……無理して観るものでもないよね……でもラストが気になるんだよ〜〜〜見届けたいんだよ〜〜〜😭
