なんとか最終話まで観た。結局誰ひとり共感できるキャラがいなくて(グウェンに関してはウザいレベル)ストーリーも一貫性がなくて、どういうジャンルのドラマなのか最後まで分からなかった。最終話でターディスの音が聞けて懐かしかった。シーズン2はもういいかな。

大人のドクターフーというだけあって、リビングで家族と見るのは憚られる展開も多いし、時間も空間も旅しないので、本シリーズほどSF感はない。
その分、村で人が消える回や、時空の裂け目から来た過去の人々を現代に馴染ませる回など、刑事ドラマに近い人間のリアルさも楽しめるドラマだった。

キャプテン・ジャック・ハークネス。
ドクター・フーの中では、ドクターに構って構ってな、全人類愛のお笑い担当だけど、
このドラマの中では、ドクター不在時の地球を守るトーチウッドのリーダー。
上手くいかない回や、自身の体質に苦悩しながら、格好良く銃を構える姿に、あのジャック？とさえ思う。

ジョン・バロウマンの顔がとっても良くて、何度観ても顔が良い。インディア・ヴァルマが早々に退場したのには驚いたけど、ちょこちょこ知ってる俳優さんたちが出てくるとニンマリ。流石イギリスドラマだ。

不死身のジャックが、死を望む人と一緒に車の中で死んであげるシーンなどが、このドラマこそのエモーショナルな場面になっていたり、ジャック、グウェン、オーウェン、トシコ、イアントというチームでの戦いは本家とも別のものとして楽しめました！

英国の長寿SFシリーズ『ドクター・フー』のスピンオフ。
『ドクター・フー』にも登場した51世紀生まれの元タイムエージェント、ジャック・ハークネスが率いる秘密組織「トーチウッド」の活躍を描くSFアクション。

軍服のロングコートがトレードマークのジャック・ハークネスがとにかくめちゃめちゃカッコイイ！！
もう1人の主人公は、元警官でトーチウッドに新加入したグウェン。

宇宙人が関連する事件を捜査する「トーチウッド」、ドクター・フーにも国が作った秘密組織として登場するけれど、ドクター・フー本編にも複数のパターンのトーチウッドが登場するから「どの設定？」と思ってしまった。
今作ではカーディフに秘密裡に本部を置く「トーチウッド3」が舞台。

サイバーマンの登場など、ドクター・フーとの繋がりが分かるエピソードを盛り込みつつ、描写はよりダーク。
ドクター・フーより大人の世界観のドラマとして製作されたということで、ドクター・フーでも感じたジャック・ハークネスの同性愛描写はよりはっきり描かれる。（実際はオムニセクシャル＝全性愛者設定。）
シーズン1は世界観が大人＝とりあえずエログロを入れておこう、な安易さが気になったかな…
それでも少数精鋭のトーチウッドのメンバーのキャラが立っていて好き。
好きなエピソードは、ジャックが名を借りた軍人ジャック・ハークネス本人と、時を超えて思いがけず邂逅するエピソード。
クィア性を感じるエピソードの多いドラマなので、今観たほうがより時代に合う気がする。