次郎

ブレイキング・バッド SEASON 2の次郎のレビュー・感想・評価

4.2
中盤くらいから一気に面白くなってきたけど、噂によるとここから最終シーズンまで右肩上がりに面白くなるらしい。まじか。

ソウルやガスといった今後も重要となる登場人物の顔見せもしつつ、やはり主役二人の描かれ方が本当に上手い。嘘に嘘を重ね徐々に自らのエゴとプライドを肥大させていくウォルターに対し、様々なものを失いボロボロに落ちていくジェシーの対比。ジェシー自身はちょいメンタル弱くて流されやすい、むしろ良い子感あるんだけど、如何せん周囲の人間が悪すぎる。ジャンキー夫婦とかリアルなドラッグ常用者みたいな痩せ方しているけど俳優さん大丈夫なの。
個人的に1番変な声出たのは7話における亀のくだり。『ボーダーライン』を見た時も思ったけど、メキシコの麻薬カルテルは殺り口がほんとうに頭おかしい。今後あんなのと関わっていくと思うと震える。

1話冒頭を始め、何度か出てくる熊のぬいぐるみ。これが登場する各エピソードの英語版タイトルを繋げるとクライマックスの事件が現れる仕掛けにはびっくりした。それはこれまでのウォルターの選択と結果に対する帰結であると同時に、今後の暗示でもあるように読み取れてしまう。
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