次郎

ベター・コール・ソウル シーズン1の次郎のレビュー・感想・評価

4.4
今月からいよいよファイナルシーズン配信ということでやっとこさ観始めたけど、当然のようにバチクソ完成度高くてビビる。
世界最高のドラマとも言われた『ブレイキング・バッド』のスピンオフである過去エピソードということで、本作に出てくるキャラクターの未来を当然知っている訳だし、事実1話冒頭は前作の「その後」を描いている訳なんだけど、こうした時系列の組み替えによる演出自体がまずは最高。明暗や構図で魅せるショットも当然の様ににカッコ良く、その上でジミーやマイクという前作でも魅力溢れていたの2人を軸にしたエピソードを見せてくるのだからたまらない。
というか下積み自体のジミー、キャラクターとして愛さずにはいられなさ過ぎてズルい。悪徳弁護士として開花する以前、口の旨さで上手いことやろうとしつつ、その善性をどうしても捨てられない葛藤。捻れた兄弟関係のコンプレックス然り、自分に刺さり過ぎて困る。
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