えぬ

宮廷女官チャングムの誓いのえぬのレビュー・感想・評価

宮廷女官チャングムの誓い(2003年製作のドラマ)
5.0
韓国時代劇の金字塔。初めての韓国時代劇で朝鮮王宮内の部署や地位などの用語も全くなじみがない中、こんなにも長いドラマなのに「見始めると止まらない」面白さに、初めて見た時の衝撃はすごかったし、周囲の人で嵌っている人も多く、録画の貸し借りが飛び交っていたのが懐かしい。

宮中は怖い人だらけだし、細心の注意を払ってても理不尽な目に遭いすぎだし…それでもどこまでも真面目でひたむきにまっすぐ進んでいくチャングムと彼女を取り巻く人々のヒューマンドラマが素晴らしかった。酸素のような女性と称されたイ・ヨンエの透明感に打ちのめされたが、そんな透き通った心美しきヒロインと温厚で情の深いチ・ジニとの落ち着いた(?)関係もまたチャングムらしくて微笑ましくて好きでした。宮廷料理→東洋医学の世界への流れもその内容もかなり専門的でとても興味深かった。その後、当たり前の流れのようにホ・ジュンにもドはまりでした。

韓国時代劇沼に完全に落ちた記念すべき作品。初めて見た韓ドラ本格時代劇がこの作品で本当に本当に良かった。

今となっては映像が粗いどころではないので、大草原の小さな家みたく、デジタルリマスターでキレイにならないかなあ…?と勝手に期待してるが、あんまり需要なさそうか。
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