マッドメン シーズン5の山岡のネタバレレビュー・内容・結末

前シーズンの最後にプロポーズしたメーガンとの新婚生活からスタートするシーズン5。ストーリー的には完璧超人のような活躍を見せていたドンが少しずつ老いを見せ、代わりにペギーが活躍、そしてペギーがドンの元を去る…という展開。緩やかに終局に向かっているような雰囲気だ。

挑戦的なエピソードが多いのが本シーズンの特徴。
EP4はリチャードスペックの大量殺人事件により死のイメージを漂わせながら、なんとドンに人殺しをさせるというホラー展開（結局、ドンによる殺人は夢オチだったので一安心したが、とにかく衝撃的だった）。このエピソードで植え付けられた死の匂いはEP12のレーンの自死に奇妙な説得力をもたらす効果を生んでいると思う。
EP6では小旅行中に喧嘩をするドンとメーガンの様子、LSDをキメるロジャー、社内で仕事をするペギーと三者三様のドラマを時系列シャッフルをすることで独特の面白みを生み出している。
EP11ではその時系列シャッフルの手法を用いて視聴者の心抉るようなエモーショナルな展開を披露している…。

そんなシーズン5の1番の名シーンはEP1のホームパーティーでメーガンが披露するズビズビズーダンスだろう。セクシーなんだけど絶妙に笑える。全シーズン中、ベスト5には確実に入る名シーンだ。