エムヒルの魔の手からシリを救うべく旅を始めたゲラルトだが、彼女の真の運命を知る由もなかった。一方ヴィルゲフォルツへの報復の炎を燃やすイェネファーは、彼の計画を暴こうと奔走する。

シリは盗賊団の一味として自らの実力を証明するチャンスを得る。意外な人物がゲラルトに力を貸すなか、避難所を求めてモンテカルヴォを訪れたイェネファーもまた思わぬ味方を得る。

魔女狩りが横行し、ゲラルトは足止めを食わされる。かりそめの日々を生きるシリは、闇の深みにはまっていく。さらに多くの仲間がイェネファーの思いに賛同し、味方に付く。

イェネファーの決意が揺るぎ始める。シリは自らの正体についてミスルに打ち明ける。ゲラルトはディクストラに捕らわれ、責め苦に遭わされる。

河畔に到着したゲラルトと一行は、川を渡る前に休息を取ることに。会話や歌を楽しみながら穏やかなひと時を過ごすなか、驚くべき事実が明らかになる。

脅威が迫り来るなか、ヴィルゲフォルツの軍勢との死闘に備えて、イェネファーは生徒たちの結束を固める。冷酷非情な敵がシリの匂いを嗅ぎつける。

危険に満ちた沼地を歩いて進むゲラルトの前に、不穏な幻影が現れる。絶対的な力を手中に収めようとするエムヒルは、そのためになすべきことを新たに認識する。

戦火が勢いを増し、大陸はさらなる混乱にのみ込まれていく。宿命を逃れるべくそれぞれが選んだ道の先で、ゲラルト、イェネファー、シリは運命と向き合うことに。