いよら

法廷プリンス -イ判サ判-のいよらのレビュー・感想・評価

法廷プリンス -イ判サ判-(2017年製作のドラマ)
3.8
ヨン・ウジン作品。これも過去視聴作品。(そんなのばっかり)

判事が主役のドラマは最近は増えてきましたけど、このドラマが最初かなと思います。
法廷ものは多いですけど、検事か弁護士が大半。韓国ドラマでは検事が多い印象です。お国柄、悪を裁くっていうのがいいんでしょうか?(日本は弁護士主役が多いですよね)
ということで、判事が主役のドラマ。
今までドラマや映画を見ていて、判事にスポットが当たることってあんまりなかったので、法廷では検事や弁護士の弁論で判決が決まっていくようなイメージがありましたが、判事の仕事は冷静に真実を見極める、なくてはならない仕事という感じがしました。判決を下す、ということは、その人の人生を決めるわけでもあるのでとても重いことですよね。
検事=権力、弁護士=報酬、判事=名誉とありましたが、法に関わる仕事の中では名声よりも大事なものに関わる仕事なのかなと思いました。
そんな判事の仕事が丁寧に描かれていて、どの事件にもさまざまな人の思いが関わっているんだなと思いました。
(すごく真面目に、判事について語ってしまった…)

このドラマにおいては、刑事事件の判事なので、取り扱うのは主に刑事事件になります。
そして、メインとなる事件に関しては、犯人が誰かっていうのを最後までひっぱりましたね。最初に犯人だと思わせる人物がドンハが演じる役だったので、『あやしいパートナー』のこともあり、え?また⁉︎ってなりましたけど、そのあとも別の真実が出てきて二転三転、複雑な展開でした。
タイトルからはラブコメな雰囲気もありますが、大筋は法廷ドラマであり人間ドラマです。途中にラブ要素がほとんどないので、メインストーリーに集中できるのはよいです。ラブ目当てで見るとちょっと重いかもですね。

このドラマでヨン・ウジンが演じるサ判ことサ・ウィヒョン。ストレートで嘘がない、キザな男でした。恋愛にあまり興味がないんですけど、パク・ウンビンちゃん演じるイ判ことイ・ジョンジュと一緒に仕事をしていく中で気になっていく役所です。メガネ男子で、カッコよかったです。(やっぱりメガネ男子好きなんだよなぁ)でも途中はそういう好きなんだというような素振りはほとんど見せないクールな男です。
ラブ要素は少ないですけど、ラストの2人は微笑ましくて好き。ヨンウジンもパクウンビンも可愛いし、ハマり役です。
そしてジョンジュは、ドンハが演じるハンジュンに一途に想われ続けているんですけど、全く心が揺れないって…。ちょっとハンジュンが不憫。。

このドラマもサブキャラが楽しいです。
部長判事たちのやり取りがすごく面白かったですね。主任判事は権力に従う嫌な人かと思ったのに、判事としての分をちゃんと弁えているステキな人でした。
いよら

いよら