デイ

リトル・ファイアー〜彼女たちの秘密 シーズン1のデイのレビュー・感想・評価

4.2
言いたい事全部詰め込んで長いです🙇‍♀️。
(後でちょこちょこ添削します🙇‍♀️)


うーん🤔
なんともモヤっとした終わり方。
ラストシーンが冒頭に来る作りです。

「ビッグリトルライズ」に続き、リース・ウィンザースプーンがママの役。

勘違いお節介や、強い正義感や意志を曲げないところとか、そして、結局は口が軽いところ…本人は無自覚…
で、段々とドロドロの展開に…

結局のところ
「口は災いの元」
って事でしょうかね?

セレブの白人 vs 流浪の民である黒人 の母親同士の確執が軸になっているけれど、でも、決してそうでは無かったですね。

リース演じるセレブで4人の子供を持つ働くママであるエレナ。

ケリー・ワシントン演じる黒人のシングルマザーのミア。

この二人の対決がドラマとしての見所でもあるのですが
このドラマは大人の話だけじゃなく
エレナの4人の子供たちと
ミアの娘パールと
悩めるヒリヒリとした10代の心を描いていたのが良かったと思いました。

なんか、私、こういう10代の高校生とかのヒリヒリした感じの作品って好きなのですよねー。

だから、
大人パートより
子供パートのエピソードのほうが夢中になってしまったかも。

エレナの子供たち

・長女のレクシー
カレシは黒人のブライアン。イエール大学進学志望。
カレシと結婚まで考えている。

・二番目の長男トリップ
学校では女ったらしでモテる男の子

・次男のムーディ
心優しい男の子。ミアの娘パールに片想い。

・末っ子のイジー(イザベル)
レズビアンである事が発覚していまい、学校でイジメをウケている。
ママの事が大嫌い。

そして、
・ミアの娘パール
魅力的な女の子。

母親同士がバチバチしてても、子供たちは交流して行くし
イジーなんて、ミアを頼って
ミアも、だからってイジーを突き放したりしないし。
逆もしかり


って、パールは何故ムーディじゃなくてトリップを選んだのだろう?

それで
私は人種を問わず
"人としてのモラル"として、
それはどーなの?と思って、むなくそ悪くなった部分があって

ミアの働くチャイニーズレストランの同僚のビビ。
不法滞在の中国人ビビが
シングルマザーで、貧困でミルクも買えない状態で
真冬のとある日、赤ちゃんのメイリンを消防署の入り口に捨ててしまう。

その赤ちゃんは偶然にもエレナの友達で、不妊治療も上手く行かず、流産を繰り返すリンダに引き取られていた。
…まだ里親段階で養子縁組はまだ。

一度捨てた子供を返せ返せ!!って裁判になる。
裁判に負けたら、夜中にリンダの家に侵入して赤ちゃん連れ去り…

そして、ミアの過去も明らかに…
学費の為に代理出産を引き受けて、お金を受け取っておきながら、子供が生まれたら逃げてしまう。

これってどうなの?
子供を産んだ事が無い私があれこれ言えないけれど
お腹を痛めて産んでも虐待する親だっているし

ミアだって、黒人でありながらも、ペンシルバニアの普通の家庭に育っていて
決して貧困家庭で育ったとかじゃないのですよね…。

学生の時のあれこれで許される事なのかなー。

リンダからしたら、1年も我が子として育てた子供なのよ。
犬だって猫だって嫌だわ!!そんなの!!

ミアに託して子供を待ち望んでいた夫婦の気持ちもガン無視ですか…。


もう、差別に関しては難しい…。
白人がそう思って無くても、黒人側がカチン!って来たりしちゃったらね…。
確かにエレナは一言多いけれど。

あと、友達に
「あなたに私の気持ちなんて分かる筈が無い!」
とか言われちゃうのもなんか悲しいわ😢。


母親エレナの期待に応えようと優等生で居続けなければならない長女のレクシーと
自分の個性や本物の自分を受け入れてくれない末っ子のイジー。

ミアの都合で引っ越しと転校を繰り返さなければならないパール。

可哀想だったな…。

セレブで子沢山でお弁当6つも用意する働くママ…。
でも、何かが欠けていて、歯車が狂って、家庭が徐々に、そして加速して崩壊して行く様子…。

対照的に
ミアとパール母娘は幸せそうで、そんな皮肉…。

原作に惚れ込んだリースだったそうですが、原作とは大きく異なるドラマだったそうです。
私はエレナにもミアにも寄り添えず
犠牲になるのはやっぱり子供たちなんだなーって。

あと、エレナの旦那さまのビルがウンザリしちゃう気持ちが良く分かったのでした。


オフショットでリースとケリーの仲良し2ショットがとてもホッとしました…
今のアメリカ🇺🇸…もう、何だかめちゃくちゃですよね😰


PS
どう見ても日本人に見えない東洋人を日本人としてキャスティングするのも、もうやめて欲しいです!!
デイ

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