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「Homemade/ホームメード」に投稿された感想・評価

tetsu

tetsuの感想・評価

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『レ・ミゼラブル』鑑賞後、ラジ・リ監督の他作が気になり、鑑賞。


[概要]

コロナ禍に制作された世界の映画監督による短編映画集。(Netflixで独占配信中。)

ラジ・リ監督以外にも、グリンダ・チャーダ監督(『カセットテープ・ダイアリーズ』)やデヴィッド・マッケンジー監督(『パーフェクト・センス』)、日本からは河瀨直美監督も参加。

マギー・ギレンホールさん、クリステン・スチュワートさんといった有名女優陣も監督として参加している。(4~11分×17作品)


[各作品感想]
※鑑賞次第、追記。

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[監督]
ラジ・リ
(『レ・ミゼラブル』)

[作品時間]
6分

[感想]
「コロナ禍の世界」を『レ・ミゼラブル』に登場した「ドローン少年」の視点から描いた作品。
正直、単独作品としての完成度はイマイチだけれど、ドローン撮影で映し出される住宅やラストの文章など、前作との共通点も多く、後日譚としては楽しめる作品。
『レ・ミゼラブル』で描かれたメッセージが、「コロナ禍」という新時代を踏まえて、新たなメッセージへと更新されている部分に、感銘を受けた。

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[監督]
パオロ・ソレンティーノ
(『LORO 欲望のイタリア』)

[作品時間]
7分

[感想]
調整中

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[監督]
レイチェル・モリソン

[作品時間]
4分

[感想]
調整中

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[監督]
パブロ・ラライン
(『エマ、愛の罠』『ジャッキー ファーストレディ 最後の使命』)

[作品時間]
11分

[感想]
調整中

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[監督]
ルンガーノ・ニョニ

[作品時間]
10分

[感想]
調整中

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[監督]
ナタリア・ベリスタイン

[作品時間]
8分

[感想]
調整中

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[監督]
セバスチャン・シッパー

[作品時間]
8分

[感想]
調整中

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[監督]
河瀨直美
(『殯の森』『朝が来る』)

[作品時間]
6分

[感想]
調整中

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[監督]
デヴィッド・マッケンジー
(『パーフェクト・センス』)

[作品時間]
8分

[感想]
調整中

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「ペネロペ」

[監督]
マギー・ギレンホール

[作品時間]
11分

[感想]
『ダークナイト』のヒロインを務めていたマギー・ギレンホールさんが、家族の協力も受けて、制作した短編。
未知のウイルスが蔓延した世界、森の中で自給自足の生活を送る中年男性の物語。
調子の悪いオーブントースター、不意に飛んでくる魚、男の体に群れ集まる黄色い蝶など、独特な終末描写がクセになる作品。
普通に、マギー・ギレンホールさんの長編映画が観てみたくなった。

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[監督]
ナディーン・ラバキー
(『存在のない子供たち』)

ハーレド・ムザンナル

[作品時間]
7分

[感想]
調整中

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[監督]
アントニオ・カンポス

[作品時間]
7分

[感想]
調整中

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[監督]
ジョニー・マー(マー・ナン)

[作品時間]
8分

[感想]
調整中

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「コオロギ」

[監督]
クリステン・スチュワート

[作品時間]
10分

[感想]
『トワイライト』のヒロインこと、クリステン・スチュワートさんが監督・脚本・出演を担当したドキュメンタリー的短編。
仕事疲れからか全く眠れない女性が、一人語りをし続ける長い夜を描く。
映画としての出来は、お世辞にも良いとはいえず、プライベートフィルムに近い印象だけれど、ひたすら、クリステン・スチュワートさんの顔がアップされることで、観ていられるという力技。
どうでもいいが、筆者も全く眠れないまま、朝の5時に観たため、謎のシンクロ率があった。笑

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[監督]
グリンダ・チャーダ(『ベッカムに恋して』『カセットテープ・ダイアリーズ』)

[作品時間]
9分

[感想]
調整中

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[監督]
セバスティアン・レリオ
(『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』『ナチュラルウーマン』)

[作品時間]
8分

[感想]
調整中

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[監督]
アナ・リリー・アミルポール

[作品時間]
10分

[感想]
調整中

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2021/1/11
シリーズ:コロナ禍の作品を追加しました。
frenchblue

frenchblueの感想・評価

3.2
0
クリステンスチュアートの回だけ。
彼女の美しさを堪能しました。
藍沢

藍沢の感想・評価

4.0
0
どれもとても完成度が高く、監督のカラーがよく出ていて、1話ずつ観ていくのが勿体なかった。
短編小説を寝る前に読むように、是非このショートフィルム集も観て欲しい。
どれも本当に素晴らしかった。
折角なので1話ずつ覚書していこうと思う。



1話 ラジ・リ
『レ・ミゼラブル』の(おそらく)後日談。
憎しみが爆発し、怒りの炎で埋め尽くされたあのラストに対し、静けさで始まる今作。
前作でも鍵となったドローンを使い、街中を撮影するバズの部屋には大量の漫画と宿題。
ロックダウンで毎日消費されていく時間。
ラストの文章で泣き崩れてしまった。
ロックダウンで人と人とが触れ合う機会が減ったからこそ、国が元々抱えていた問題点が後回しになり、見えにくくなっていく。
そこに待ったをかけるのがこの映画なんだろうな。
『レ・ミゼラブル』を観た人は是非これも観てほしい。

2話 パオロ・ソレンティーノ
完全にアイディア勝ち。
人形と人形の物語ではあるが、人形の見た目がローマ教皇とエリザベス女王なのでちょっとこれは……。
色々考えてしまう。
何もかもが揃っている環境で暮らしている彼らの言う「孤独」と何もかもがない底辺にいる人達の「孤独」は全く違うものなので。
限界人形劇みたいになりそうなところをバシッとキメるカメラワークで見事に映画として成立させているところは素晴らしい。
が、いかんせん人形の見た目があの通りなので深読みしまくってしまった。

3話 レイチェル・モリソン
多分1番短くて1番ストレートにぶっ刺してくる映画だった。
不意打ちに脳が理解できず、戸惑い、泣いた。
2話目の映画を観た私はどちらかというと懐疑的な立場で、これはどうなんだ?と思った矢先にこの映画である。
もう答えが出ている。
自覚の眼差し。
流れる写真と映像のどれも完成度が高く、バッキバキにキマっていて凄い!!と思ったら『ブラックパンサー』の撮影をしていた人か!!!!!
道理で!!!!!!!!!!
他にも『フルートベール駅で』とか『チョコレートドーナツ』とか撮ってるのか〜!!
こんな風に家族写真をまとめられたら完成度が高すぎて本や映画ができてしまうな。

4話 パブロ・ラライン
お爺さんがひたすら思い出話と下品な話に花咲かせてひたすら喋ってて気持ち悪!!なんなんだこれは!?と思ってたらそこからの巻き返しが凄まじい。
あまりにも鮮やかにボッコボコにするもんだから凄く晴れやかな気持ちになった。
これは拳を突き上げる案件でしょ。
笑った。
私はウイルス万歳とは口が裂けても言いたくないが、いつまでも自分が若くて格好いいから甘い言葉を投げれば女が寄り付くのが当たり前と思ってる年老いた人にどストレートにさっさと死ね!!って言う映画は観たことない。
これスペイン語かな?
語気が強くてキレッキレなのが良い。

5話 ルンガーノ・ニョニ
『search/サーチ』のように、携帯のメッセージのやり取りを通して語られる赤裸々な会話に笑ったりするも、その中では当たり前のように政治の話もしていて良いなあと思った。
当たり前だけど、海外では政治の話は日常会話のひとつなんだよね。
あるカップルのロックダウン中の記録。
ひたすら彼氏と彼女のメッセージの画面を見ているので他人の携帯を盗み見しているようで勝手に居心地悪くなってたけど、面白かった。
結末が最高。
ロックダウンで一緒に時間を過ごすようになって見える部分と見えない部分がお互いの目に写る。
その先。

6話 ナタリア・ベリスタイン
自主隔離中は大人も辛いけどそれ以上に子供は辛い。
主人公の女の子は家の中でできることを端からやってみようと考えるんだけど、子供が家の中でやれることなんて本当に少なくて、あっという間にやることがなくなってしまう。
毎日が休みだったとしても、メリハリがない日が続けば少しずつ心が壊れていく。
なんにもやることがなくて途方に暮れる疲労感を知っているので後半は辛かったけど、ほっこりするラストで良かった。
新しい何かを発見したときの子供はいつだって無敵だ!!

7話 セバスチャン・シッパー
6話の女の子の物語と対照的な映画だった。
退屈で単調な日々を過ごす男の人が完全に私にしか見えなくて辛すぎて呻いた。
腹だけ満たされれば取り敢えずいいだろって毎晩パスタを作って食ってるのとか本当に私そのもの…………辛い。
辛すぎる。
退屈の凌ぎ方。
それは一刻も早く自分の殻に閉じこもって狂ってしまうことなのだ。
この主人公の場合、多分趣味という趣味がなかったからあの方法を選んだんだと思う。
剥き出しの狂気を見てしまったようでちょっとだけ背筋が凍った。
台所に立つ後ろ姿をもう見ていられない。

8話 河瀬直美
6分間でこんなメッセージを詰め込めるの素晴らしすぎるし、タイトルと映画の内容が繋がってうわ〜〜〜〜〜〜!!!!!ってなってしまった。
吃驚した。
あのラストの言葉を思い出しただけで泣いてしまう。
あの言葉の独特な寂しさは多分日本語でしか表現できない。
河瀬直美が撮ると奈良の街が異世界のように見える。
クリアで、繊細で、だからこそ余計に寂しい。
世界から見放されたように思えても、それでも私がここにいると誰かに伝えたい。
現在公開中の『朝が来る』と根っこが繋がってる映画だと思った。

9話 デヴィッド・マッケンジー
学校が嫌いな女の子の告白が心に真っ直ぐ刺さった。
学校に行けなくて家で退屈している子もいれば、学校が嫌いで学校に行かなくていいんだ!と安心する子供もいる。
でも退屈な日々の中で時間だけがすぎて苦しくなったり、普段やらないことをやってみたり。
生活をしていく上で必要不可欠なもの。
コロナによって変化した世界はこれから先数年は社会的距離とマスクを手放すことなんてできないんだろうな。
長い戦いだ。
気が遠くなりそう。
全然関係ないけど画面に映る人達皆んなマスクをしてなくて私が不安になった。
社会的距離だけを保っても感染は防げない。

10話 マギー・ジレンホール
マギー・ジレンホールの撮るピーター・サースガードがとっっっっても良い。
台詞無しでがっつり見せてて素晴らしかった。
最後の表情の崩れ方とか凄まじくて震えた。
やっぱりピーター・サースガードはこういう役をやってほしいし観たい。
(最後に彼を観たのが『赤い闇』だったので)
木とあれするシーンで成る程ね〜!!と腑に落ちた。
考えてみれば彼は常に2人分のコーヒー用意してたんだった。
台詞はないけど全部分かるように配置されている。
マギー・ジレンホールってこういう映画を撮るんだな〜!!!!!
なんか凄く良かったので、他にも色々観たくて暴れる。

11話 ナディーン・ラバキー&ハーレド・ムザンナル
自分の部屋じゃない部屋(ここでいうと父親の書斎)に閉じこもった時の高揚感。
女の子が空想の世界を行ったり来たりしてニコニコしていた。
即興劇の中に多分女の子の剥き出しの本音も混ざっていて、心をぎゅっと掴まれる。
『存在のない子供たち』の時も思ったが、この監督は子供の眼差しを捉えるのがうますぎる。
女の子の即興劇が見事だし、何よりくるくる変化する表情と瞳が印象的だった。
いきなり境界を超えてカメラを殴ってくるところとか愛おしすぎる。

12話 アントニオ・カンボス
今巷で話題の『悪魔はいつもそこに』の監督だ!!って身構えて観たら普通に怖くて叫んだ。
日常生活に不安がひたひたと迫ってくる。
心拍数が上がってしまいそうな、不穏なカメラワークが圧倒的に上手い。
あんな格好で家を徘徊されたら怖い。
震えた。
携帯でこんなクオリティが高いスリラー映画が撮れてしまうのだから、普通に映画作ったらもっと怖いんだろうな。
『悪魔はいつもそこに』をこのタイミングで観るしか……!?
多分『ホームメード』の中で1番怖かった。

13話 ジョニー・マー
届かないとわかっていても、何かを残せずにはいられない。
決別した母親との思い出を胸に、自分で選んだ家族たちと日々を生きていくんだろうな。
親とさよならしても全部を捨てなくてもいいという肯定。
『アド・アストラ』を人生にしている私には全部が刺さって泣いた。
彼が自分の大事な人たちと幸せそうに笑ってたからそれで良いんだと思う。
最後に流れる餃子のレシピが気になりすぎるので翻訳して作ってみようかな。
私は餃子が大好きなので!!!!!!!

14話 クリステン・スチュワート
もしかしたらこれが初監督初脚本になるのかな!?
眠れない日々、どんどん分裂していく精神。
観ているこっちまで疲れを感じた。
10分くらいしかないのに。
クリステン・スチュワートは1人で自問自答したり苦悩したりする時の表情が上手くてちょっとだけ心配になる。
眠れないと隣りを見た時の寂しさが凄まじくてボコボコにされた。
やることがなくて暇を持て余すのも辛いけど、不安から眠れないのも辛いよね。
外から日差しが差し込んで、上手く眠れなかったからまたやり直しだって思うその朝が辛い。

15話 グリンダ・チャーダ
監督の家族達の悲しみも喜びも、家族で一緒に過ごすという時間も全部ありのままで顔をくちゃくちゃにして泣いてしまった。
素敵な家族だな〜!!
時間が贈り物だったってその通りだと思う。
考え方を変えるだけで世界も変わる。
監督のお子さんがナレーションをしていて「太ってる人はコロナにかかりやすいらしい。(略)でもママは結局炭水化物を食べてる」って言ってて笑った。
分かるよ……!!
誰かに不幸があった時、会いには行けないけど画面越しに祈ることで全世界と悼む時間を共有できることってとても大きいと思った。

16話 セバスティアン・レリオ
コロナ禍で自宅隔離中に撮ったミュージカル映画ってこれが最初なのでは!?
いや〜参った!!
ジャンルが違うと言われるかもって前置きが良い。
そこが良いところで最高です!!!!!
『ナチュラルウーマン』を撮った監督と聞いて納得。
相変わらず女性を美しく撮っていて素晴らしすぎる。
後半のピアノでリズムを取り始めた辺りからの歌とダンスの盛り上がり方が最高。
コロナ禍だろうが自宅隔離中だろうがやれないことはないんだという証明。
これは完全にアイディア勝ちだ……!!!!!!!!

17話 アナ・リリー・アミールポアー
ナレーションが落ち着いた声で、でも聞いたことある気がする!!誰だろう!?と思ったらまさかの俳優でびっくり!!
印象的な言葉が羅列される中、芸術の定義を明確にするところがとても良かった。
芸術は生き残るための手段。
恐怖は原動力。
だから私達は何かを生み出さずにはいられない。
このショートフィルム集だってそうだ。
時間が有り余る中でなら誰でも芸術家になれる。
困難を乗り越えるために貴方も一緒に何かを作ろうよ。
そんなメッセージにパワーを貰う。
『ホームメード』を締め括るのに相応しいポジティブな映画だった。
映画人がコロナ下の近況を綴った映像エッセイ集。撮影や編集も自前で行っており、所謂リモート映画と言っていいのかも。デヴィッド・マッケンジーとレイチェル・モリソン(『マッドバウンド』の撮影監督)回を。両者とも自身の子供を気遣った作品で、さすがの仕上がり。

クリステン・スチュワート監督回。ストレスで眠れないクリステンの顔を撮り続ける10分。僕は寝転びながらスマホで見たんだけど、プライベートな距離感を錯覚してしまって、ファンとしては堪らない10分でした。

ラジ・リ監督作。『レ・ミゼラブル』でドローン少年を演じたアル・ハサン=リが再び空から団地を捉える。モンフェルメイユで育ち、少年時代よりカメラを撮り続けたラジ・リの姿が投影されたキャラクターなのだろう。