LalaーMukuーMerry

ボーイズ・ドント・クライのLalaーMukuーMerryのレビュー・感想・評価

ボーイズ・ドント・クライ(1999年製作の映画)
4.4
LGBTのT(Trans-gender)だけど、TVでよく見かけるお姉ェ系と反対のパターン。女の体だけれど俺は男だ、恋の相手は普通の女性だ、という“男”(ブランドン)の実話に基づく物語。1993年のアメリカ、Sexual Minolityに全く理解がなかった時代。
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まわりは俺をレズだと認めさせたいようだが、俺は断じてレズではない。だから誰も俺を知らない町に出た。
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新しい土地で恋人(ラナ)に出会えた。でもカミングアウトする選択肢は考えられなかったから、秘密を隠したままmake loveした。彼女は俺を心底愛してくれた、俺が普通じゃないとわかってからも同じ様に。
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だがラナの回りの人たち(特に男たち)は俺を許さなかった。それから先のことは話したくない…
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主演のヒラリー・スワンクは、「ミリオンダラー・ベイビー」「フリーダム・ライターズ」に続いて私は3作目だけれど、どれも作品、演技ともに記憶に残る素晴らしい女優ですね。
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こんなひどい結末、二度と起こらないように。