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母性のJINのレビュー・感想・評価

母性(2022年製作の映画)
3.8
湊かなえの原作小説はだいぶ前に買ってたのに途中まで読んで放置してしまっていた。
逆に言うと例えば『告白』のように一気に読んでしまいたくなるほど面白いと思わなかったということでもある。
もう内容もすっかり忘れてしまっていたのでちょうどよかった。
制作のニュースを知った時に娘役が永野芽郁なのは良いとして、母親役が戸田恵梨香と聞いた時にあまりにも年齢が近すぎないか?とちょっと心配ではあった。
なんせドラマ『ハコヅメ』では先輩後輩役だったぐらいだ。
戸田恵梨香本人も最初は断ったそうだが、新たな挑戦をすることを決断。
『ハコヅメ』よりも前に撮影してたらしい。
結論から言うと、やっぱり高校生の母親役にはまだ若く感じてしまったけど好演してたのではないだろうか。

自分のような独身男からすると「母性」というものがどうやって芽生えるのかはあれこれ想像することしかできないのだけれど、虐待のニュースなんかを度々目にすると、女性の誰もが持っているとは考えにくい。
そうゆう意味でも母親になるよりもいつまでも娘でいたいかの様な女性っていうのが怖く見えた。
また実母と義母の性格がかなり対照的だったのも面白い。

積読本になってた小説ももう一度ちゃんと読まなきゃいけないなあ。
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