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Mr.Children 「GIFT for you」のJINのレビュー・感想・評価

Mr.Children 「GIFT for you」(2022年製作の映画)
4.1
轟音シアターで鑑賞。
初めての轟音シアター体験やったけど、ウーハーが効いてたし、最初音のデカさに常時携帯してるLIVE用の耳栓をしようかなと思った程。
徐々に慣れたけどね。
迫力が全然違ったので、これで観て良かったと思った。

去年、コロナ禍の行動制限が緩和されて、長きにわたった引きこもり生活の後、マンボウ明けに初めて観たLIVEがこの映画の中にも出てくるミスチルの京セラドーム大阪公演だった。
自分はファンと言える程ではないのだが、一応今までの作品は一通り聴いているし、LIVE会場にも何度も足を運んでいる。
B’zと並んで毎度チケット取るのが大変なバンドだ。
LIVEを観るようになったきっかけはミスチルファンの友達に連れて行かれたのが最初だったけど、以後自分でもチケットが取れれば行くというような感じだった。

ミスチルの30周年記念ツアーとなる「半世紀へのエントランス」からの映像と、多くのミスチルファンの声からなる作品。
ツアーのドキュメンタリーみたいなよくありがちなものではなく、ミスチルファンの人達が今までの人生でどうゆう関わり方をしてきたのかがよく伝わってくる作りになっていた。
これは常にミスチルからGIFTを貰ってきたファンから今度はミスチルへのGIFTであるようにも感じられたなあ。
改めてミスチルというバンドがいかに誰かの人生や日常生活に寄り添う音楽を一貫して作ってる代表格のメジャーなバンドであるかというのを再確認。

正直に言うと、最近ミスチルが新曲を出してもどれも似たような感じに聴こえてしまって新鮮味がなくなってしまってる。
多分、それは自分が歌詞重視の聴き方をするタイプではないから余計にそう感じるのかとも思う。
それでもファンの人達はいつまでもミスチルと共に歩んでくれるだろう。
それがもう日常の一部になっているのだから。
それだけに、いつか必ず来る「終わり」がどんな形になるのか?恐くもある。
まあタイトル通り受け取るなら、ミスチルは誰かがリタイヤするまで解散することはないのかもしれない。
バンドが長年継続しているというのは本当に奇跡なのだ。
しかも同じメンバーでなら尚のこと。
ミスチルのメンバー、プロジェクトに関わってる人々、ファンの人達が、いつまであのスタジアムやドーム規模のLIVEをやり続けていけるのか、興味深いし、自分もまた度々足を運ぶことだろう。

LIVEのアンコールで聴いた『生きろ』の声が今も胸に響いている。
生きてなきゃ新曲は聴けないからね。
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