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エンドロールのつづきのJINのレビュー・感想・評価

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)
4.5
クチコミ評価が高かったので、何も情報を入れずに観てみた。
舞台は田舎風景が美しいインドのグジャラート州。
映画の「光」に魅了された少年が、その抑えきれない好奇心と探究心のままあれこれやんちゃをやらかしながらも突っ走る姿が眩しかった。
誰もついていけない程の突き抜けた「好き」を見せつけられると、みんな応援したくなってしまうのだろう。
早くからそこまで夢中になれるものを見出せたなら、それだけでも幸運だと思う。
例え貧しい家庭に生まれたとしても希望が持てる作品だった。
彼の家族、友達、先生、映画館との関係性にも愛があった。
この少年を演じていたバヴィン・ラバリがめっちゃイイ演技をしてたのがこの作品の成功してる一番の要因。
実話がベースということで、つまりは監督・脚本のパン・ナリンの子供時代を彼が演じていたというわけだ。
ところでこのパン・ナリン監督の初の長編映画のタイトルが『性の曼荼羅』、代表作が『花の谷 ー時空のエロスー』だそうで、なんだかそれらも気になった(笑)

田舎風景と、映写機の古さで結構昔の話かと思いきや、意外とそうでもなかったことに驚き。

インド絡みではお馴染みの俳優「アミターブ・バッチャン」の名前を久々に聞いた。
彼の名前を聞くとどうしても口に出して言いたくなるのはもはや病(笑)
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