肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

プレデター:ザ・プレイの肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)
3.4
1700年代、しかも兵器を獲得してないネイティブアメリカンの地に降り立って獰猛野生動物と戯れるプレデターと1人前になるための狩猟がウルトラスーパーハードとなった女戦士ポカホンタス(的な)の両者ハンターサバイバル
シリーズ"原点回帰"とは容易く表現できても、よりシンプルに、より研ぎすまれた闘いに「沼る」為の伏線と妙

ディズニーアニメ映画『ポカホンタス』を挙げたように、制作は20thCだけどもディズニーの手法の"アメリカの起源と人種の尊重(&リーダーシップを発揮する女性像)"とこの映画の"プレデターとの戦いの起源"が凄くマッチしているんですよね。
だから「ネイティブアメリカン」主体の映画が酷く殺伐とした滅多刺し映画だろうとDisney+で送ることは"意義と意図"あってのことだと思いますw

闘いの手法としても、銃はあっても異国・移住人由来のもので、コマンチ族生息地域が舞台で彼らが使う武器は、槍かトマホーク(斧)といった具合に肉弾戦とは言いませんがwより"根源的(シンプル)な戦い"になって、過去全シリーズの対アーミー作戦とは"一線を画す"アクションとなっています。
火縄銃寄りのリボルバー機構ではない銃なので、なにそれ美味しいの?ばりに我らがプレデターにとっては蚊に刺されるが如くへっちゃらですw

じゃあなにでヤツを打倒するか?といったら"女性の柔軟思考と知恵"が鍵となる上手い手法をとっているんですよね。
まだ歴戦の動物ハンター未満のただ1人の戦士志望女性なのに、脳筋と「おまえはw」とナメてかかったりマウントとった男衆では太刀打ちできず、薬剤知識なり独特の嗅覚なりホームグラウンドの土地に足を掬われそうになりながらも活かす道が究極的に求められるのです。

2大キモ顔選手権…ではなく2大モンスターSFの片方、『エイリアン』ではリプリーが代表格として台頭したように、『プレデター』シリーズでは廻り廻って起源の闘いに"彼女に並ぶマザーが立った"と感じるファンもいるのではないでしょうかw

といっても、個人的には『エイリアン』シリーズは好きだけど、『プレデター』は別に好きじゃないんですよねw 1stシュワちゃんでお腹いっぱいです(笑)
人間側の戦闘力が初期化して緊迫感が上っても結局繰り返してるのは同じ事なので、"起源にして激震"みたいなこれまでのシリーズ概念を揺るがすような「新要素」や「進化」が欲しかったところです。
結局「プレデター」という"概念"にミリも変化がないですからね…

それと、ラストバトルの〆方も最終的にナルの頭の回転が加速しまくって、代わってプレちゃんは究極的におバカになってシュールな終わりを見せるので、もう少しバランスをとったスマートさはなかったのかと苦笑い半分な気持ちに…w

"リプリー並"と評したニューヒロイン:ナルのアンバー・ミッドサンダー(名前カッコよくない?ミッドサマーより強そうじゃん)さんに『プレデター』シリーズで続投は有り得るのか!?(乞うご期待😉)