龍星

ONE PIECE FILM REDの龍星のネタバレレビュー・内容・結末

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

待ちに待ったワンピースの最新作!
FILMシリーズではあまりなかったナレーション付きの開幕と、すぐに始まるモーションキャプチャー入りのウタのライブでちょっとぎょっとしたけど、そんなこと関係ないくらいに「新時代」と「私は最強」が歌唱はもちろん、演出も鳥肌ものでよかった。ウタが成し遂げようとしていること、能力の秘密、敵味方関係なく解決に向けて手を取り合う海賊たちの姿がかっこよかった。けど、『STAMPEDE』の時もそうだったけど、時間に対してすごく詰め込まれている印象が強かった。今回はウタの歌唱シーンがたくさん入っていたけど、これが前述のような良い方向に作用している面もあれば、テンポの悪さやキャラクターを深堀出来ないことに繋がって、悪く感じちゃうところがあったのは事実で…。勿論別の映画ではあるけど、歌がフォーカスされるからこそ『STRONG WORLD』や『Z』のような、間がうまく使われた作品になっていてほしかった。効果音付けすぎとも感じた。特に最終盤の『世界のつづき』は、何の調味料もなく歌そのもので十分画を作れたような気がする。
こんなこと言いながらも、トットムジカ討伐は盛り上がりっぱなしだった。今まで見たことないようなルフィの表情、歩み寄り方、ウタワールドと現実世界をつなぐウソップとヤソップの覇気、本編でまだ描写がほとんどない赤髪海賊団の戦闘、極めつけはシャンクスとルフィギア5の鬼気迫るトドメ。ゾクゾクしっぱなし。その後のシャンクスの覇王色もめちゃくちゃよかった。
フィガーランド(フィアーランド?)家ってなんなんや。
龍星

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