龍星

哭悲/The Sadnessの龍星のネタバレレビュー・内容・結末

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと時間経っちゃったので短めに。
何となく気になって観に行った。
謎のウイルスの流行により外出制限を余儀なくされていた市民は、その症状の軽さから社会体制に不満を抱き始めていた。そんな折、ウイルス感染者が暴徒化し街は惨劇と化す。離ればなれになったカップル、カイティンとジュンジョーは無事に再会できるのか、という話。
いや~、かなり血飛沫浴びました。コロナ禍でたまっていく私たちの不安や不満がもしこんな形で解放されてたらと思うとこわいです。めちゃくちゃ理性も感情もあるゾンビみたいな。やっぱり、特にカイティンを追い回す中年サラリーマンが一番タフで気持ち悪かったネ…。悲しみがトリガーなのが、どれだけ優しい人でも豹変してしまう点で、理不尽さが増してて良かったな。ラストシーンも救いなくてすぐにハードコア入るの「?」で好きです。
アングルとか構図とか、ジト~っとしてた。地下鉄車両に佇む感染者をゆっくり映すシーンとか、ジュンジョーが堕ちかけるシーンで挟まる女の顔とか。不気味不気味しすぎ。
これ観てから電車乗ったり人混み歩くのめちゃくちゃ怖くなりました!おすすめです!(結構まじで観賞後ビビりながら電車乗った)(あと七夕の日に観た)(バカ)
龍星

龍星