
三浪の末に大学への入学を果たした主人公・青木。ところが、青春を謳歌しようと“かくれんぼサークル”に所属するも不調、同じサークルの女子・輿水とやっとのことで交際するものの、すぐに破局。思うような青春を送れないでいた。輿水より良い恋人を作ろうと必死な青木に、人生最大のモテ期が訪れる。元気で気さくな後輩・さやか、留年3年の姉御肌な先輩・静香、突如始まった文通で繋がる留学生・リリーの3人に迫られる。学内のゴシップに詳しい親友の石田(通称『天狗』)からそれぞれの女性についての怪しい噂を耳にした青木は、満身創痍に3つの“愛の世界”へと走り出す。青木が気づいた“愛”とは。そこで青木が決断した選択とはーーー
大みそかの夜。パーティーに向かう途中、2人きりでエレベーターに閉じ込められてしまった見知らぬ男女が、思いがけず心を通わせていく。
京都の嵐電の街。鎌倉からやって来たノンフィクション作家の平岡衛星は、嵐電の走る線路のそばに部屋を借り、嵐電にまつわる不思議な話を集める取材を開始する。そこには、衛星と衛星の妻・斗麻子が、且…
>>続きを読むクラブの後輩である“黒髪の乙女”に思いを寄せる“先輩”は今日も『なるべく彼女の目にとまる』ようナカメ作戦を実行する。春の先斗町で、夏の古本市で、秋の学園祭で、乙女に近づこうとやっきになるも…
>>続きを読む「はい、大辻探偵社」紫煙に霞むは淡き夢、街場に煙くは妖しき噂…。 今、世間を惑わす“集団失踪”の怪奇に、探偵・荘太郎が対峙する! 目撃者なし、意図も不明。その足取りに必ず現る“不気味な轍”…
>>続きを読む人生もフィクションも、選択の連続だ。脱サラ小説家・トウヤと、就職活動中の大学生・ナツミは、かつて同じサークルの先輩と後輩だった。喫茶店でトウヤはナツミのエントリーシートを、ナツミはトウヤの…
>>続きを読む©2021 by Soutaisei Roman Hikou