すごい、めっちゃ映像が綺麗で斬新でお洒落。全てのややこしいなあ、、っていう人と人同士の想いを、本当に全て言葉で片付けていくのが良かった。変に誰も無理やり突破して行動に移そうとせずに、全部話し合ってい…
>>続きを読むとてもとても美しい。
原作を読んだのはもう10年以上前でお話もよく覚えていなかったけど、
三四郎三部作を読んだ時の感覚だけは残ってて、それをちゃんと表現されてると思った。
「僕は蝶々じゃないんだか…
原作者の夏目漱石と同じ帝国大学英文科卒の高等遊民が、日本の外発的で上滑りな開化(鎖国から一足飛びで西洋の近代化にかぶれたため神経衰弱に陥ってる)を憂う。
だが結論として、脱ニート(脱鎖国)――やむ…
藤谷美和子が可憐で儚げで、柄を重ねたお着物の着こなしもとても可愛らしくて素敵。なのに、松田優作も小林薫もどちらにも特に魅力を感じなかったので、観ている私自身がこの2人の間を揺れ動くことができなかった…
>>続きを読むローアングルや機械的な発話など明らかに小津を意識しているが全くダメだと思う。
長回しの意義も分からず、ただでさえ停滞した物語のテンポを更に弛緩させる。あと襖が開け放された縦構図も奥行きがあまり活かさ…
夏目漱石の小説の実写化。
内容としては不倫系の話ですが、不倫という背徳感を楽しむ系ではなく、とにかく結婚生活の辛さが描かれる作品。
自分が責任を取らないという選択をしたものの、とはいえその後もやはり…
【80年代的ムード】
森田芳光の場合は『家族ゲーム』の変なセンスで割と本領を発揮するのだが、夏目漱石原作の文芸作品を松田優作主演にすると何故か自主制作っぽいトーシロ的な雰囲気になっており風格はある…
「夏目漱石の原作を映画化」
ともなると、古臭くて堅いイメージしかなく、まだ映画を観るのにツタヤでDVDを借りるしか方法がなかった昔から、そのケースを手に取っては置いてを繰り返し、今にまで至ってしまっ…