凄かった。イギリス統治下インド、イギリス人に拉致された幼い妹をテロ紛いの方法で奪還しに追ってきた男と、激ツヨ有能なのに褐色の肌のせいで普通には出世できず特別捜査官への任用を賭けて彼を逮捕しようとする男。そんなふたりがアクロバティック人助けで出逢い、がっちりと手を組み、「炎と氷河の抱擁それが彼らの友情♪」（※いやこれ私の妄想じゃないんで。マジでテーマソングなんで）と兄弟の絆を深めていくも、豪邸に猛獣を解き放つという豪気すぎる奪還作戦は早々に失敗し、逮捕する兄貴も実は秘めた計画がありーーというインド映画。
猛獣を武器として利用するも獣なのでインド人と英国人の区別もつかないどころか普通に主人公に襲いかかってくる虎！ それを撃退する主人公！ 男男友情肩車二丁小銃！ グレネード火矢！ （ネタバレ）！ （ネタバレ）！ という強火すぎる演出に、血塗れの民族独立闘争は神話になる！！
のですが、この闘争は神話になるって比喩じゃないので自分の目で見て笑ってください！ いや笑い事じゃない話なんだが！
という感じで、いや、マジでRRRは実質インド少数民族版ゴールデンカムイでしたね……ヒグマじゃなくて虎と素手で闘うゴールデンカムイ（ただ女性キャラは少々アレですインドなので）。
