白瀬青

べイビーわるきゅーれの白瀬青のレビュー・感想・評価

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)
3.8
凄腕の暗殺者は女子高生ふたりのバディ。
しかし暗殺派遣会社は超絶ブラックで、「みなさんには高校卒業後の暗殺以外の仕事もできるようになって自立してほしいんですよね」の綺麗事に隠して二万円の薄給で暗殺を請け負わされ、バディとの同居とちゃんとした就職を派遣会社から要求されている。
「うちら本業殺し屋の社会不適合者なのになんでバイトなんかしなくちゃいけないんだろーね。ああいうのできないからさー殺し屋やってんのに!」
ほんとそうですよね!! お給料ちゃんともらってください!!

そんなダウナー女子ふたりがユルい社会不適合愚痴をこぼしつつ暗殺するゆるいコメディーと、ゆるさに似合わぬ本格アクション。
たまにサムネにメイド姿が出てきますが、アレは仕事できないネタのひとつでしかなく、内容としては萌え萌えキュンからかけ離れたダウナーさがいい味を出していて女子にも薦めやすい女子高生暗殺者となっています。

・どんなコンビニだよ気持ち悪いなあー
・フローリングを歩く犬の足音はチャッチャッチャッチャッ。
・カフェバイトのときの動きの悪さが自分すぎて全自分が泣く。
・女子高生的にジョジョの名台詞をネタにするオタクおじさんもやばいおじさんなのか……!(謎の納得)
・自費で遺体処理業者利用するとめちゃくちゃ高い上に俺たちも人間なんでプロなら後処理が難しい殺し方をしないようにどうたらこうたら説教されるのつら。
・そんなドルチェアンドガッバーナのせいある!?!?
・バカでありがとうございましたーーあ!!
白瀬青

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