良くも悪くもファンムービー。ああだったら良いな、こうだったら面白いな、がただ詰め込まれてて。だからストーリーもあってないようなもんなんだけど、本編で尻切れになってた全てにケリをつけた感じでスッキリはする。
特撮や合体ロボを前にした少年少女たちは空想の世界を拡げる。
闘わせることもそう、時にはぬいぐるみや家具が敵になったり…空想こそが特撮に必要な価値観で、子どもたちは自然とマルチバースの世界を夢見て遊びを繰り広げるわけだが、それを円谷とバンダイとトリガーと、ガチの大人が本気出して作品化したらこれが出来たって感じ。
合体ロボがどんどん進化して肥大化してゴテゴテしていく様も忠実に再現。デブロボ単体ではまったくかっこよくないが、アイツとアイツが合体したらもっと強いはず！！の幼き頃の妄想と高揚感を思い出した。
