まりぃくりすてぃ

ワンタンミーのまりぃくりすてぃのレビュー・感想・評価

ワンタンミー(2015年製作の映画)
3.0
満腹で観たから飯テロ警報は鳴らず。

古いいくつもの飲食店でのリアルインタビュー+中年男性主人公らの作劇パート、で編んでゆくシンガポール・デリカシーの映画。

20分ぐらいのとこのバクテーの店の茶髪の若い女のコ(金融コンサルタントだったが転職して叔母の店を手伝うようになった)がまっすぐな目線とすっごくイイ笑みをずっとずーぅっとメゾフォルテ・キープしながら楽しそうに楽しそうに本当に楽しそうに人間好きそうに今の仕事のことをいっぱい語って「毎日が楽しいです♡」とまったくもう極上愛されスマイルのまんま言って、私は何だか感激しちゃった。。

あと、新人フード評論記者の女のコ(さっきのコほどは華がない。ぶっちゃけ愛されにくい感じ)が主役オジサンに「いつも怖い顔してます。脅威です」と食らいつくニコやかでビビリングで知性的で感性的な場面の、その食らいつかれた彼が本当にホラー並みに怖い顔してて、絵的なストロングさについ私、ひゃっと言っちゃった。。
その男女は終盤にはナカナカな笑みを贈り合うようになりました!

引退していく編集部の人がオジサンに手渡した『ペットサウンズ』のCDが何の伏線にもならなかった(せめて一曲使うべきだった)のが、作劇面で残念。まあ、素敵じゃないかの代わりにハッピーバースデイの合唱だから、いっか。

サムネの右にいる金髪西洋人は、エンディングにぎこちなく出てくるだけのあんま関係ない人でした。。。

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