まっつぁんこ

TAR/ターのまっつぁんこのレビュー・感想・評価

TAR/ター(2022年製作の映画)
4.8
ケイト・ブランシェットの鬼気迫る演技を堪能。
特に冒頭のふたつのワンシーン・ワンカットの場面がすごい。

ひとつはテレビ番組の収録でえんえんとインタビューをうけて応えるシーン。
もうひとつは音楽学校における授業のシーンだ。
後半につながる重要なピースである。

ターが実在の人物(がモデル)と勘違いする人が出ているらしいが架空の人物。
彼女がトラブルに見舞われながらマーラーの演奏会に集中していくストーリーはみどころ満載。
演技自体はオスカーとったミシェル・ヨーよりケイトの方が断然上だった(個人の感想です😄)

他にも、音が最初はモノーラルでスタートして段々多重化していく。
などの技巧がこらされているとのこと。
観た時には分からなかった。
言われても一般観客には分からないと思う。
そんなことはともかく長尺をものともしない力作で必見。